自殺願望が消えて生きる力が湧いてくる、メンタルケア

自殺願望が消えて生きる力が湧いてくる、メンタルケア

自殺願望の理由は老いや病、大切な人との死別、借金苦、それにうつ病による自尊心の欠如などです。平成26年度の自殺者の数は25,427人(内閣府平成27年3月発表)で毎年2万人を超える異常な数字です。しかも20歳から59歳までの働く世代の自殺が14,512人で全体の約60%というのは何を意味しているのでしょうか。

その背景には厚生労働省が2011年にがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4大疾患に精神病を加え5大疾患としたことでわかるように、働く人達の間で、うつ病などの精神的な苦痛に悩む人の数が急増していることにあります。

そしてうつ病またはうつ状態の人の多くが抱く自殺願望。このままでは自殺予備軍が増えるばかりです。ここではメンタルケアで自殺願望を消滅させて生きる力を呼び戻す方法をお伝えします。いつも死にたいと考えている方、一度試してみませんか。



 

自殺願望が消えて生きる力が湧いてくる、
メンタルケア

 

死にたいと思う人は心が弱い人だという人もいますが、そんなことはありません。むしろまじめで責任感の強い人に限って陥りやすいのです。まずは死にたいと思い込むまでのメカニズムを探っていくことにしましょう。

自殺願望のメカニズム


なにごとにもまじめに取り組む人は、やりとげようとする責任感が強いものです。ですが、失敗に終わってしまった場合、できなかったという失望と挫折感に襲われます。この時点でうまく気持ちを切り替えればいいのですが、落ち込んだ気持ちのままだと、それが自分を恥じる気持ちに変わり、自信喪失して引きこもってしまう・・・。心に壁ができてうつ状態に陥ります。

そしてほとんどの人は否定します。「私はうつ病ではない」と。もうお解かりでしょうか?自分を自分で否定する気持ち。やがてそれが自殺願望に発展することは言うまでもありません。ですから、うつ状態の人に対する家庭や職場内でのしっかりしたケアに加え、自分自身でも自殺願望から脱出しようとする努力が必要なのです。

 

過労自殺、早期発見と適切なケアの方法


「そんなに悩んでいたのなら早く相談してくれればよかったのに・・・」最悪の結果を招いた後に聞く言葉です。そもそも自分から相談する気持ちがあれば、自殺願望なんてあるわけがありません。彼の心は死ぬことだけが救いに感じてがんじがらめになっていたのです。

ですから、同僚を自殺願望から救ってあげるためには、心の赤信号に早く気づくことです。例えば、一人でぼーっと外を眺めていることが多い。遅刻、無断欠勤が多くなった。仕事の能率が落ちて残業や休日出勤が多い。

相談や報告など職場での会話がほとんどない。などです。気づいたら、とにかく声をかけてあげましょう。自殺を考えるまでうつの症状が進行してしまうと自分で抜け出すのは困難です。自分の存在価値を見失っている場合が多いので、みんなで声をかけることが大切です。

うつ状態から脱出して自殺願望を消してしまうには、十分な休憩と薬事療法、それに精神治療の3つが基本です。次は自宅でもできる簡易なメンタルケアの方法をご紹介しますが、それでも脱出できそうにない場合はなるべく早く専門医に相談されることをお勧めします。

 

うつによる自殺願望や不安をやわらげる「コラム法」


コラム法とは認知行動治療法の一つで、辛いことがあった時に瞬間的に浮かぶマイナスのイメージ(自動思考)をポジティブな考えに変える方法です。ステップ1からステップ7まで7段階で構成されていますが、その方法を具体的な例でご説明しましょう。質問に対し自分の考えを書き出していく作業です。

「ステップ1」

Q:最近あなたが落ち込んだ出来事を書いてください。
A:小さい頃から一緒に暮らしてた犬を亡くしました。

「ステップ2」

Q:その時どんな気持ちになりましたか。
A:とても悲しい気持ちになりました。

「ステップ3」

Q:その時どんな考えが頭に浮かびましたか。
A:できれば生き返って欲しいと考えました。
これが、辛いことがあった時に瞬間的に浮かぶマイナスのイメージ(自動思考)です。このままの状態だともっと辛くなってしまうので、これからポジティブな考えに変える作業をしましょう。

「ステップ4」

ここでは、ステップ3で浮かんだ考えに対し、「そのように考えたのは・・・という事実があったからだ」という文章を完成させてください。
A:できれば生き返って欲しいと考えたのは、一緒に暮らしていた犬を亡くしたという事実があったからだ。

「ステップ5」

さらに「それに対して・・・な気持ちもある」という文章も作ってみてください。
A:それに対して、今まで友達でいてくれたことに感謝する気持ちもある。

「ステップ6」

ステップ4とステップ5の文章を、「しかし」でつなげてください。この時点で気分がだいぶ楽になるはずです。
A:できれば、生き返って欲しいと思ったのは一緒に暮らしていた犬を亡くしたという事実があったからだ。しかし今まで友達でいてくれたことに感謝する気持ちもある。

「ステップ7」

Q:今の気持ちはいかがですか?
A:寂しいけど、すこしだけ悲しみから抜け出せた気持ちです。

以上が「コラム法」です。辛い時には例文に自分のことをあてはめて使ってください。とても簡単な方法ですが、落ち込んで気分が晴れない時に有効です。

 

自分を褒めて褒めまくる「ほめ日記」の効果と書き方


自尊心、心理学的には、自分自身を肯定されたいと思う心。精神医学上では、自己を尊重し受け入れる態度、と定義づけられていますが、自殺願望を持つ人の多くはその自尊心が欠如していまっている人が多く見られます。「どうせ、私は誰からも認められない人間だ」という思いが「私の存在は必要ない」という間違った考えに変貌するのです。

「ほめ日記」は自分を褒めて褒めまくる日記を書くだけなのですが、毎日自分を肯定し続けることにより、自尊心を取り戻し人生を好転させる効果があります。それではさっそく「ほめ日記」の書き方のコツをご紹介しましょう。

■用意するもの

ノートとボールペン

■表紙に「ほめノート」と書いて気合をいれる

■1ページ目に、どんな自分になりたいかを書く

例:「何があっても慌てない自分が好きだ」「誰からも頼られる存在になる」などです。

■毎日自分を褒めまくる日記を書く(2、3行でOK)

例1:「きょうは朝7時に目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた」→「きょうは朝7時に目覚まし時計より先に起きた!私はなんてすごいんだろう。」

例2:「きょうは朝ごはんを食べてから会社に行った」→「きょうはちゃんと朝ごはんを食べてから会社に行った、えらいなあ!」

例3:「きょうはさんざん課長に怒られた」→「きょうはさんざん課長に怒られたけど、よくがまんしたよね。えらい、えらい!」

「ほめ日記」は良かったことはもちろん、悪かったこと、普通に行動したことでも褒める言葉を文中に付け加える日記です。一種の自己洗脳の手法なので、毎日少しづつ書き続けることが大切です。

 

いかがでしたでしょうか。

自殺願望を抱くのは心の弱い人ばかりではなく、誰にでも可能性があるということをご理解いただけたでしょうか。ですから、辛い気持ちからなかなか抜け出せない自分に気づいたり、いつもと様子が違う同僚を発見したら早めのケアが大切です。ところで、記事の冒頭で日本では自殺者が多いという話をしましたが、原因の一つは期待に答えようとがんばりすぎる人が多いことです。

その対称は家族であったり、会社の上司であったりするわけですが、自分のことは二の次でがんばろうとするので悩みや不満が溜まってしまうのです。そしてそのがんばり屋さんのルーツは幼少期の子供と親の関係にあります。親は子供に過剰な期待をかけ、子供は親に認めてもらいたいとがんばります。これが大人になっても無理をしてもがんばってしまうそもそもの原因なのです。

ですから、自殺願望が消えない場合はまず休憩すること。そんなにがんばらなくても大丈夫です。そして今回ご紹介しました「コラム法」や「ほめ日記」をぜひお試しください。きっとあなたの前に新しい光が見えてきます。

 

まとめ

自殺願望が消えて生きる力が湧いてくるメンタルケアをお伝えします

・まずは死にたいと思い込むまでのメカニズムがあります
・同僚を自殺願望から救う適切なケアの方法は心の赤信号に早く気づくこと
・あなたを自殺願望から救うコラム法
・ほめ日記を書いて自殺願望から脱出しよう!

待ち受ける運命の日を知る方法とは?

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