火事の夢がもつ意味は現実のものと異なります。「火事」と聞くと、実際の物はすべてを焼きつくし、命を奪うものとして恐れられています。しかし、夢の中では、火事は恐ろしいものではなく、吉兆や幸運の印として扱われている場合があります。
火事には「生命エネルギー」「再生」「栄達」「情熱」「温かさ」「絆」などを表します。それらが、よい方向で実現されることを、夢を通して私たちに教えてくれているのです。また、夢がよいものになるかどうかは、夢を見た人の心理に影響します。
せっかく、吉夢である火事の夢を見ても、恐怖や不安を感じてしまうと、夢の意味がよいように働かないこともあります。ですから、火事の夢が吉夢であるとあらかじめ知っておき、その夢をみたとき、マイナスの感情を抱かないようにすることも重要です。
火事の夢は怖いけど実は逆夢!
運勢が変化する7つの意味
勢いよく燃える火は吉夢の代表
燃え盛る炎や大きな火事、勢いよく燃える火は、現実では非常に怖いものですが、夢に現れるものは幸運の象徴になります。これまでの努力が実り、大きな喜び事の到来を告げる夢といえるでしょう。大きな火事の夢はその状況が好転することも表します。
これまでつらい状況に置かれていてた人は、これからその状況が変わります。外部の人から何らかの援助を受けたり、あるチャンスが訪れ、それを上手につかむことによって、状況がよい方向に変化します。また、大きな火事、勢いよく燃える火は問題解決も意味します。
トラブルをかかえ、なかなか解決できなかった問題も、これから解消されるでしょう。大きな火事、勢いよく燃える火の夢を見たならば、積極的に行動するようにしましょう。そうすることで、大きな幸運をつかんだり、問題が早急に解決したりする可能性は高まります。
空中の炎は成長のあかし
空中で燃えている炎の夢は、見方が大きく変化することを表しています。これまで見えなかったことが見えるようになり、物事がスムーズに進んだり、解決の糸口が見えたりします。見方の大きな変化は考え方の変化といえます。
既存の概念、一般的なとらえ方から抜け出して、ユニークな考えが生じてくるといえるでしょう。アイデアを模索していても、いいものが思い浮かばないときにこの夢を見たら、突如として「これだ!」と思えるひらめきがあって、いいアイデアが出てくるかもしれません。
また、空中の炎は、次のステップへの成長も意味しています。これまで培ってきたこと、努力してきたことが習得され、目的に向かってまた一歩進んだことを表しています。恋愛関係に視点を置いて空中の炎の意味を考える場合、2人の仲が進んできているととらえられます。はじめは自分を友達としか見なかった相手が、次第に異性として見はじめているといえるでしょう。
あたたかい、明るい炎は絆の変化
火事は人間関係における絆も象徴しています。友人、恋人、家族、同僚などとの絆がこれからどうなっていくかを教えてくれます。熱くなくあたたかい、それに加えて、明るく燃えている炎は絆の深まりを表します。
周囲の人との関係が充実するようになるでしょう。友人や恋人との仲がさらに深まり、人生を歩んでいくなかでお互いが不可欠な存在になっていくことでしょう。また、これまで仲が悪かった人同士が、何らかのきっかけによって、仲良くなることも考えられます。
トラブルを一緒に解決したり、共通の意見をもって2人で行動したりして、お互いが次第にうちとけていくようになるといえるでしょう。そして、お互いに支え合うような、いい関係が出来上がってきます。
自宅の火事は援助の到来
自分の家に火がついているのを見ると非常にショックですが、その夢は援助の到来を告げる吉夢です。現在抱えている問題に対して、助けてくれる人が近いうちに現れることを意味しています。援助の形は様々でしょう。
お金に困っている場合は、それを貸してくれたり、出資してくれたりした形で助けが出てくることでしょう。トラブルに巻き込まれている状況ならば、それを解決するために誰かが手を貸してくれるでしょう。特に、家族からの援助が期待できます。
しかし、気をつけなくてはいけないのは援助の量です。自宅の火事が援助の到来を表すといっても、期待通りの援助を受けられるとは限りません。その量はほんのわずかであったり、半分であったりするかもしれません。ですから、援助の到来に過度な期待をもたないようしましょう。
火をつける夢は恋の始まり
たき火をしようとして、自分が火を起こす夢は恋愛関係に陥ることを意味します。つまり、恋の始まりです。火を起こすというのは、情熱の始まりともいえます。その情熱がまず向かうのが恋愛です。
今まで異性として意識していなかった2人が、急にお互いを気にしだし、男女の仲に発展します。また、新たな出会いがあって、それによって恋がはじまる可能性も高くなります。しかも、その出会いはロマンティックな状況下で起こることが多いようです。
新たな恋が始まるというのは、既婚者にもあてはまります。結婚していても、誘惑的な出会いが生じたために恋に陥る、ということも考えられます。ですから、既婚者の方は、不倫によって問題が生じないように注意すべきでしょう。
もらい火の夢は新たな獲得の予感
他から火をもらう。これは、たばこなど小さなの火を誰かからもらうこともそうですが、火事がどこかで起こって、その火事の火が自分の家に燃え移ることも含みます。自分の家に火が移るのも嫌な感じがしますが、これも吉夢です。
火をもらう夢は新たな恋を意味します。失恋して、恋人がいない人がこの夢を見れば、新しい恋人がみつかる兆しととらえられます。また、もらい火の夢は収入にも関連します。この夢を見ると、時給が上がったり、昇給したりして、収入が増える可能性があります。
もうひとつ、援助や救いも、もらい火は意味します。困った状況に置かれているとき、この夢を見ると、思わぬ人やところから、援助の手がさしのべられそうです。そして、悩みを解決できる方法・手段が見つかることでしょう。
火傷はよろこびのサイン
火事と密接なのは火傷。傷は痛みを伴うので、実際の火傷はつらいものです。しかし、夢の中の火傷は喜ばしいことのサインになります。まずひとつは、楽しい知らせです。「楽しい知らせ」といっても様々です。
長年連絡を取っていなかった友人から、突然メールが来るという小さなものもあれば、高額懸賞品に当選したという大きな知らせもあります。火傷の夢にはもうひとつ意味をもちます。仕事・学問の成功です。
仕事の成功とは、たとえば、プロジェクトが成功し、大きな利益を上げる、大口の顧客を獲得できた、などがあげられるでしょう。学問の成功とは、試験に合格する、よい成績が取れる、などが考えられます。ただし、仕事・学問の成功といっても、その努力に応じた成功です。努力が不足していれば、火傷する夢を見たとしても、成功の内容は小さいものになります。
いかがでしたでしょうか。
火事の夢は全般的に吉夢ですが、例外的に凶夢もあります。黒煙を伴う火事の夢はトラブルや災難、火をあおる夢は盗難や出費、自然に火が消える夢は失恋、損失、失権を意味します。これらの悪い兆しをもった夢を見た場合、まずは自分のこれまでを反省してみてください。他人に対して傷つけることや迷惑をかけたことはありませんか。
もしあれば、それを反省し、できれば謝罪するようにしましょう。そして、誰かにその夢の内容を話すようにしましょう。「話す」は「離す」につながり、悪い兆しを失くすことになります。厄除けのお守りをもったり、神社でお祈りしたりするのも効果があります。
それでも不安な場合は、ふだんよりも注意して、災難やトラブル、ケガや病気が生じないように心がけましょう。よい夢も悪い夢も、あなたの心がけ次第でまた変化していくので、そういう形で夢をコントロールすることも大事です。
まとめ
火事の夢は怖いけど実は逆夢!運勢が変化する7つの意味
・勢いよく燃える火は吉夢の代表
・空中の炎は成長のあかし
・あたたかい、明るい炎は絆の変化
・自宅の火事は援助の到来
・火をつける夢は恋の始まり
・もらい火の夢は新たな獲得の予感
・火傷はよろこびのサイン