初めて付き合った人と、そのまま結婚する・・・理想的ともいえますが、実際にそういった人は稀ですよね。ということは、「恋人と別れたい」と思ったことのある人も多数であると思います。特にもし、今まさにそう思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そんなあなたにとっては、今の恋愛は理想的ではないのかもしれませんが、完璧な人間がいないのと同じように、完璧な恋愛関係というものも存在しません。完璧な恋愛を求め、同じ壁に何度もぶつかり、いつも後悔している・・・そんなことにならないように、もう一度よく考えてみる必要があります。
その上で、結果的に別れるにしろ、別れないにしろ、後悔しないために、そして自分自身が成長するために、よく考えてみましょう。今回は、「別れたいと思った時に後悔せぬよう考えておくべき7つのこと」を紹介いたします。二人の間の問題をどのように解決していくか、ということも、絆を深めたりコミュニケーションを学ぶ大切なプロセスです。
恋人と別れたいと思った時に
後悔せぬよう考えておくべき事
その場の勢いで考えていないか
価値観が全て同じであればいいですが、違う人間であるからこそ価値観のずれはどんな相手であっても発生します。その結果で喧嘩になることも当然ありますが、そのときの勢いで別れることを考えてしまうことも当然あります。
そのときにその流れのまま「別れを切り出す」のではなく、その前に一度なぜ別れたいのかを髪に書き出してください。それを客観的に見たときに「これはひどいからすぐにでも別れるべきだ」と思うか、「それって別れるほどのこと?」と思うか確かめてみてください。
本当に別れるだけの理由があるのかを考えましょう。一時的な感情で行動を起こしては必ずのちに後悔します。書くことによって気持ちが整理され、落ち着きます。なぜ別れたいという気持ちになっているのか、ふたりの間で発生したトラブルを振り返ってみましょう。冷静になれば、「なんであんなことで怒っていたんだろう」という気持ちになることも少なくありません。
交際相手への気持ちの再確認
「相手のことを幸せにしたい」という、相手を愛しく思う気持ちはありますか?相手から気持ちや行動を求めるばかりではなく、自分も「〜してあげたい」と思うことができるかどうか、が大切です。
そばにいるのが当たり前になってくると、相手のことを軽く扱ったり、扱われたり、ということが起きやすくなります。そしてそのままの状態で別れてしまうと、相手の大切さを失ってから気付き、大きく後悔するものです。
そうならないためにも、交際相手の好きなところと、嫌いなところを挙げてみてください。好きなところがぜんぜんあげられないならあなたの気持ちが冷めている、ということです。ただ、もし悪いところばかりを書いていても、それが笑えるようなことばかりだったら、まだ好きだと言うことではないでしょうか。
ただし、このときに注意していただきたいのは、「○○さえなければいい人なんだけど」という言葉です。これは言い換えれば「○○があるからいい人ではない」というケースが稀にあります。例えば暴力を振るうケース、借金をするケース、ギャンブルをするケースです。お互いが依存しないためにも、自分がいなければダメなんだ、という感情は一度脇に置いておくとよいでしょう。
自分の気持ちを相手に伝えているか
恋愛というものは、相手があって初めてできるものです。自分の気持ちに正直になるのはもちろん大切ですが、相手に対しても、自分の気持ちを正直に伝えることが大切です。「こうされたら嬉しい」「こういうことされるといやだ」こういうことを伝え続けることが、価値観のすり合わせになり、結果的に喧嘩等も減ります。
ただし注意しなければいけないのは、こちらの要求を押し通すことは「伝える」ではないということ。会話も恋愛も相手があって初めて成り立つことですから、一方的にならないように、相手にも理解してもらえるよう言葉を選びながら話し合ってみてください。関係が冷めてくると、相手を批難したり、避けたりすることがありますが、そんなときこそ正直にお互いの気持ちを伝え合うことが必要です。
相手のここだけはどうしても許せないという部分は誰しもあるでしょうし、相手にももちろんあるでしょう。そして、自分もここは譲れないということがあるように、相手にもそういったものがあるはずです。でも、言わなければ相手はどのように思っているかはわかりませんよね。
それでは直せるところも直せないですし、お互いが譲れない部分で争うのであれば、別れるという決断をしてもお互い後悔はしないはずです。もしまだ話し合いをされていないのであれば、話し合いをした相手の反応や行動を見てから決めてもいいのではないでしょうか。
矢印を自分にも向けてみる
恋人との関係がうまくいかなくなってくると、不満に感じている部分はすべて相手のせいだと思いがちです。しかし、そんなときこそ本当に自分に問題がないのかを考える、矢印を他人ではなく自分に向けてみることも大切です。人間関係は、一方的に片方に原因があるケースだけではありません。もし自分にも問題があった場合に、相手だけを責めることはできません。
責めたくなるようなことを相手がしたとしても、その根本的な原因が自分にあるかもしれません。もしそうであれば、今ここでこの恋人と別れても、次の相手で同じことがきっと起こります。そうならないために、ここは非常に大切なステップです。
過去の恋愛を振り返る
今までの恋愛を振り返ってみてください。同じような理由で別れたことはありませんか?もしそうであれば、次の恋愛でも同じように悩み、壁にぶつかる可能性があります。少しでも良い恋愛をするためには、自分自身の成長ももちろん必要です。もし、いつものパターンで別れたいと思っているのであれば、自分自身の恋愛の仕方も含めて見直してみてください。
その相手だから起きた問題ではなく、自分だから起きた問題である可能性が高いからです。完璧な人など存在しません。自分に原因がある場合は、この機会に見直し、今回もしこの結果で別れることになったとしても、今後改善していき、人間的に成長していけるといいですね。そうすれば同じ失敗はきっと減らすことができます。
別れたあとのことを考えてみる
今の相手と別れると、自分がどういう状態になるのかを考えます。別れたあとの心理状態を想像し、それは前向きなものであるかどうかを考えます。後悔するであろうと考えるのであれば、それはどういう後悔なのか。
前進であれば、どういう前進なのか。その恋人のいない人生を想像したときに、あなたの生活にはさまざまな変化が訪れるでしょう。その全てを受け入れることができるかどうかを考えてみましょう。
もちろん、変化が怖いからといって、不幸な関係にしがみつく必要はありません。ただ、ほんの些細なすれ違いが原因で別れてしまったとしたら、一時的にせいせいしたとしても、しばらくしてから大きく後悔することになると思います。決断はくれぐれも慎重に!
どんな決断も自分が決めたことだと理解する
それでも最終的に別れると決めたら、その決断を他人のせいにせず、自分が決めたことだと理解し、納得し、受け入れることを忘れないでください。良くも悪くも、自分の出した結論なのだからと納得し、後悔せずにすみます。
そのためにも、付き合って人間的に成長できた部分があれば相手に感謝をし、次の自分の未来に向けて前向きにとらえ、必要なステップだったと納得することです。こういった過去も含めて今のあなたがいるのですから。
いかがだったでしょうか。「隣の芝生は青い」とよく言います。他の人の彼氏、彼女や、もしくは独り身の人の話を聞いていて、うらやましいと思うこともあるかもしれませんが、それはあくまで外から見た部分のこと。それぞれにいいこともあり、悪いところもきっとあるはずです。
軽率に考え、口に出してしまえばそれで全て終わってしまうこともあります。後悔しても「あとの祭り」です。別れたいのかも・・?と疑問に思ったときに、ここでご紹介した7つのことを一度考えてみるようにしてみてくださいね。
まとめ
恋人と別れたいと思った時に後悔せぬよう考えておくべき事
・一時的な感情で考えていないか
・交際相手への気持ちの再確認
・自分の気持ちをきちんと相手に伝えているか
・矢印を自分に向けてみる
・過去の恋愛を振り返る
・別れたあとのことを考えてみる
・どんな決断も自分が決めたことだと理解する