年齢や性別を問わず、多くの人に愛されているジブリ作品。心あたたまる作品も多く、人気は衰えることがありません。「あなたの好きなジブリ作品は?」と周りの人に尋ねてみると、大体皆ひとつかふたつは好きな作品をあげてくれたりしますよね。
中には熱く語りだしてしまう人もいるほど、ジブリファンの数はとても多いんです。でも、そんなジブリ作品に都市伝説として囁かれている裏の話があることを知っていますか?
設定の秘密、制作の裏事情など都市伝説の内容は様々ですが、ファンタジーな映画の内容とは裏腹に中身はちょっとダークだったりも…怖いけど、もっとジブリのことをいろいろ知りたいと思うあなたのために、ここでは一緒に7つの作品について検証していきましょう。
都市伝説ジブリ編・ホントは怖い?
7つの作品を徹底検証!
風の谷のナウシカの舞台は火星!
巨神兵による「火の七日間」で崩壊した世界が描かれた風の谷のナウシカ。この物語の舞台は、実は火星であるという話が囁かれています。
火星は現在、人間が住めるような環境ではありませんが、遠い昔は人が住んでいたという説もあるそうで、その頃の火星とナウシカの世界観はリンクしている部分が多いのだとか。例えば地球の1/3の重力や、砂漠化と腐海化など。
本当に遠い昔、この物語のようなことが火星で起こっていたのかもしれませんね。
実は死神だった、となりのトトロ
田舎に引っ越してきた一家が「もののけ」と呼ばれる不思議な生き物「トトロ」と出会うという物語。実はこのトトロ、もうすぐ死んでしまう人、また死んでしまった人にしか見ることができないと生き物との噂が。
物語の最初からトトロが見えていたメイは、途中で亡くなり、そして途中から見えるようになったサツキは亡くなったメイの元に行きたいと猫バスに乗ることに。つまりこの猫バスも、実はあの世とこの世を繋ぐ乗り物。ファンシーな雰囲気のトトロは、俗に言う「死神」だったのです。
魔女の宅急便の「宅急便」というキーワード
魔女の宅急便関係の都市伝説は、内容ではなく「宅急便」というキーワード。実はこの「宅急便」という単語、クロネコヤマトが既に商標登録していたものだったのです。そのため勿論勝手に使うことはできません。
既に色々な場所で告知も行った後のため、差し替え等も不可という大変な事態に。急遽、クロネコヤマトとの間で契約を交わし、無事映画は公開されたのですが、一歩間違っていればこの映画は公開されなかったかもしれませんね。
もののけ姫の中に出てくるたたら場が表す差別を受けていた世界
日本をテーマに描かれている「もののけ姫」。その中に出てくるたたら場には、包帯を巻いた人たちがたくさんいます。また隔離されて働き生活している人々は、ハンセン病患者など当時差別を受けていた人たちをイメージして描かれているという説も。
光の裏には影があり、その影を見て見ぬ振りをすることなく随所に織り込んでいるところが今も愛される作品となっている理由のひとつかもしれません。
崖の上のポニョが描く世界は、天国
歌も1大ブームを巻き起こした「崖の上のポニョ」。この都市伝説は、最後は津波で亡くなったあとの世界、つまり天国が描かれているというもの。トンネルがあの世とこの世をつなぐ場所で、その先は死後の世界。
そのため水の中で息ができても、今まで歩くことができなかったお年寄りが歩けるようになっても、更にどんな不思議なことが起きても納得というわけです。また、何度も出てくる「3」という数字は、輪廻を表す数字なのだとか。
数字ひとつにも、深い意味がこめられているなど、死という誰にでも平等に訪れるものを優しく描いた作品になっています。
天空の城ラピュタの呪文は平和を願う想いから生まれた?
ジブリ作品の中でも人気の高い天空の城ラピュタ。その中で滅びの呪文として使われている「バルス」。映画の内容は詳しく知らないという人でもなぜかこの呪文は知っていたりと物語を越えて有名になっています。
この呪文の語源は、トルコ語の「bans(バルシュ)」であるという説が濃厚。その意味は「平和」。言葉には言霊というものがあると言われていますが、人々が意識的に、また無意識的に平和を願うようにとの製作者の秘めた願いがこの呪文には込められているのかも。
火垂るの墓は悪夢が繰り返されている
戦争を生き抜く兄と妹の姿を描いた「火垂るの墓」。けなげに生きようとする2人に涙した人も多いのではないでしょうか?でも、実はこれはふたりが繰り返し見ている悪夢だという説があります。
画面中には幽霊としてのふたりも登場するなど、その説を裏付ける要素も。また、どれだけ年月が経っても地球上で戦争がなくなることがないこの現実を終わることのない悪夢に重ねているのではという説も出てきています。
いかがでしたか。
ファンシーなおとぎ話として楽しんでいたジブリの新たな一面を知ることができたのではないでしょうか。でも、物事の裏の面を知ることは、少し怖いことではありますが知ることにより作品をより深く、また別視点から見ることができるという良い点もあります。
このシーンはどういう意味なんだろう?と考えることで、あなただけのジブリの楽しみ方もできるのではないでしょうか。またこれからはジブリの作品だけでなく、色々なことに関してもぜひ多方面から物事を見つめてみてください。
まとめ
都市伝説ジブリ編・ホントは怖い?7つの作品を徹底検証!
・風の谷のナウシカの舞台は火星!
・実は死神だった、となりのトトロ
・魔女の宅急便の「宅急便」というキーワード
・もののけ姫の中に出てくるたたら場が表す差別を受けていた世界
・崖の上のポニョが描く世界は、天国
・天空の城ラピュタの呪文は平和を願う想いから生まれた?
・火垂るの墓は悪夢が繰り返されている