日々暮らしていく中で、気分が落ち込むことってありますよね。全くストレスフリーでいられる人はほとんどいないのではないでしょうか。誰しも仕事が忙しかったり、何かしら悩みを抱えていたりして、気分が落ち込むこともあるでしょう。
気分が落ち込む状態が長らく続くと、悪循環から抜け出せなくなり精神状態もどんどん悪くなります。ひどくなるとうつ病を発症してしまう場合もあるので、そうなる前になんとか自分で態勢を立て直さなければなりません。
そこで今回は、毎日の生活習慣の中で気分が落ち込むのを防げる5つの方法をお伝えします。どれも決して難しいことではなく、すぐに始められることばかりですので、最後まで読んで、ぜひ今日からでも試してください。
気分が落ち込むあなたを変える、
生活習慣変換術
早寝早起き・熟睡
気分が落ち込む時は、精神的に、あるいは肉体的に疲弊していることが多いものです。疲れを回復させるためにはしっかり睡眠をとる、当たり前ですが、とても大切なことです。
気分が落ち込んでいてうまく眠れない時は、寝室の環境にも気を配りましょう。温度湿度を一定にし、寝具やパジャマを肌触りの良いものにしましょう。寝る前にスマホやパソコンを操作すると、睡眠と覚醒をつかさどるメラトニンというホルモンの分泌が抑制され、質のいい睡眠が妨げられてしまいます。少なくとも就寝1時間前までにはスマホやパソコンの操作を終えてください。
また、早起きして朝日を浴びると、心身の安定や安らぎをもたらすセロトニンという神経細胞が多く分泌されることが分かっています。同時に、体内時計もリセットされ、睡眠の質も向上します。
早寝早起きと睡眠時間の確保、たったこれだけの生活習慣ですが、気分が落ち込むのを防ぐ効果は絶大です。肉体疲労の回復は、精神疲労の回復も助けてくれます。
本音を吐き出す
気分が落ち込む時、たいていの人は自分を過小評価し、寂しさを感じているはずです。不安や悩みを人に打ち明けるのをためらい、どんどん孤独になっていくのではないでしょうか。
そんな時は、気分が落ち込む原因を言葉にしてみましょう。どうせ解決しないのだから言っても無駄だと思うかもしれませんが、解決に至らなくても、本音を吐き出すことは大切です。それだけで心が軽くなるものです。
悩みを共有できそうな友人がいなければ、SNSに書き込んでもいいですし、紙に書くだけでもかまいません。とにかく本音を吐き出せればいいのです。
身体を動かす
適度な運動をした後は気分がすっきりとし、食事が美味しく感じられたりぐっすり眠れたりするものですよね。この効果を気分が落ち込む時にも利用してみてはどうでしょうか。
外に出るのも億劫だという場合は、床磨きをしたり部屋の模様替えをしたりしてもいいでしょう。肝心なのはしっかり集中して身体を動かすことです。一時的にでも気分の落ち込みを忘れることができればしめたもの。一生懸命部屋をきれいにすることによって、いつの間にか心も晴れてくるはずです。
腸内環境を整える
実は、安らぎと安定感をもたらす神経細胞であるセロトニンは、その9割以上が腸管で作られています。腸の調子が悪く、便秘や下痢の状態が続くとセロトニン量も減少し、イライラや不安感が増し気分が落ち込むことも考えられます。
腸内環境を整えるためにはビフィズス菌やビタミン、食物繊維を多く取ることが大切です。ヨーグルトやフルーツを食べる習慣を身に付けるといいでしょう。サプリメントの力を借りるのも良い方法です。また、軽い運動は腸に程よい刺激を与え、その働きを活性化させることができます。
自分自身を許す
人間は他者や自分自身から認められたい生き物です。その承認欲求が満たされなければ、気分が落ち込む原因にもなりえます。
真面目な人ほど自分に対する評価は厳しいものです。また、他者からの評価を覆すことは簡単にはできません。でも、気分が落ち込んだ時くらい日々頑張っている自分を許し、美味しいものを食べたり、ちょっとした贅沢をしたりして、労わってあげることにしましょう。
気分の落ち込みやすい人とそうでない人の違いは何でしょうか。もちろん単純に持って生まれた性格が大きく関係していることは間違いありません。だからこそ、気分が落ち込みやすいという自覚がある人は、日々の生活習慣の中でそういった事態をできるだけ避けるよう工夫をする必要があるでしょう。
今回お伝えした気分が落ち込むのを防ぐ5つの方法は、総じて言えば心と身体を健康に保つための基本的なことです。どれも即効性のあるものではありませんが、心掛けて続けていくことによって、必ず有効に作用するものばかりです。
日々を幸せな気持ちで過ごすためにも、落ち込んだ気分を早急に改善するためにも役立つはずですので、ぜひ実践してくださいね。
まとめ
気分が落ち込むのを改善するには
・早寝早起きと熟睡を心掛ける
・本音を吐き出す場を作る
・適度な運動を生活に取り入れる
・意識して腸内環境を整える
・自分に厳しい人は自己評価を和らげる