「幽霊」「暗闇」「爬虫類」など何を怖いと感じるかは人それぞれですが、怖い夢を見るのには原因があるといわれています。夢の世界は、あなたの心理状態の反映。つまり怖い夢を生み出しているのはあなた自身というわけです。また、人間は楽しかった夢よりも、怖い夢の方が記憶として刻み込まれることが多いため、原因をしっかり探り対策を練っておかなければ、怖い夢ばかりを見てしまう悪循環に陥ってしまう可能性も。
怖い夢を見る原因に思い当たるふしがないというあなたも、少し自分自身について振り返ってみませんか?ここでは怖い夢をよく見るようになったときの心理状態について説明しています。7つの質問に答えながら、ぜひ今後の人生に生かしてみてください。
怖い夢を見る心理状態を知り、
人生に生かす7つの方法
しなければいけないことから逃げていませんか?
試験・勉強・課題・仕事…何か向き合わなければいけないことがあるにも関わらず、避けている場合、怖い夢を見ることがあります。その場合の怖い夢の正体はあなたの心の中の罪悪感。
しなければいけないとわかっているのですから、まずは少しずつでもそのことに手をつけましょう。逃げれば逃げるほど、避ければ避けるほど問題が大きくなり手に負えなくなってしまうこともあるのです。完璧でなくても、まずは問題と向き合ってみましょう。そうすることで怖い夢を見なくなるはずです。
変化を怖がってはいませんか?
入学や転職、引越し・結婚や出産など嬉しいことであっても人間は心のどこかで変化を恐れ、不安に感じてしまう生き物。その不安な心理が怖い夢という形で出てきている可能性があります。その不安は、実際にスタートしてしまえば消えるもの。頭であれこれ考えている間が一番不安なものです。
「なるようになる」と、ちょっと楽観的すぎるくらいに思ってみるのもひとつの手かもしれません。なるようになる、なるようにしかならない。ちょっと乱暴な言葉かもしれませんが、きっと今のあなたには大切な言葉のはずです。
過去のトラウマをひきずってはいませんか?
怖い夢と過去のトラウマは連動していることがあります。たとえば思い出すだけで泣けてくるような失恋や、失敗、トラブルなど。普段忘れているようなことが、ふとしたきっかけで浮上し、夢となって表われることで再度自分を傷つけてしまう…。自分の深層心理なのに、自分でコントロールできなくて辛くなる。そんな悪循環はもう終わりにしましょう。
過去は過去。過去に何があったとしても、今のあなたはもう別物です。過去は変えられないけれど、未来なら変えられる。心の底からそう思うことができたとき、きっとあなたはもう怖い夢を見なくなるでしょう。
本当の自分を隠してはいませんか?
人に嫌われたくないと、本当の自分を隠している場合にも怖い夢を見ることがあります。嫌われるよりも好かれたほうが嬉しいのは当然の心理ではありますが、だからといって偽りの自分を愛されても、心の底から満たされないというのも人間の心理。いい子でなければ愛されない、いつもにこにこしていなければ愛されないと、自己評価が低くなってはいませんか?
本来の自分を出すには勇気も必要です。その殻を打ち破ることができたなら、きっと怖い夢も見なくなるでしょう。
精神的ストレスが溜まってはいませんか?
考えることが多すぎたり、疲れやストレスが溜まっているときに怖い夢を見ることもあります。ストレスのない人間はいないとは言いますが、過度なストレスは危険です。
休みたいけれど休めない…そんな心理状況が生み出している怖い夢は、しっかりと休息をとることで見なくなるはず。人間はロボットではありません。休むことも必要です。無駄な罪悪感は捨てて、しっかりと休息をとりましょう。
寝室の環境は整っていますか?
寝室が明るすぎたり、眠る直前までスマホやタブレットを触っていたり、音楽を聴いていたり、と眠る直前まで脳に刺激を与えていると、眠ろうとする過程で脳がストレスと感じてしまうことがあります。その不快感が怖い夢という形となっている可能性が。
この場合は、現在の心理状況とは関係なく、寝室の環境を整えるだけで怖い夢を見ることはなくなるはずです。身体だけではなく、脳も休ませる大切な時間である睡眠。心当たりがある場合は、寝室環境を整えてみてください。
上記に思い当たることがない場合は…あなたにとっての「怖いもの」を考えてみてください。
あなたの心理状況が生み出す怖い夢。上記に心当たりがない場合は、あなたにとって「怖い」とは何か、一度考えてみるのが良いでしょう。人なのか、物なのか、状況なのか。それはおそらく人によって違うはず。
その怖さとの関係に、怖い夢を克服するヒントがきっと隠れているはずです。その怖さと距離をとりすぎていても、近付きすぎていても怖い夢は繰り返されるはず。その怖さとの適度な距離感を見つけることで、きっと人生はもっと歩きやすいものに変わっていくことでしょう。
いかがでしたか。
あなたの心理状況が生み出している怖い夢。その怖さの原因について何か心当たりがあったのではないでしょうか。
すぐにその怖さと向き合い対処することができなくても、まずはその怖さについて認めることが大切です。その1歩を踏み出すことができれば、あとはきっと1歩ずつ進んでいくことができるはず。
怖い夢だけに限らず、夢はあなたの心理状態と密接に繋がっていることが多いです。不思議な夢を見たときは、ぜひ一度自分の心と向き合ってみてください。
まとめ
怖い夢を見る心理状態を知り、人生に生かす7つの方法
・しなければいけないことから逃げていませんか?
・変化を怖がってはいませんか?
・過去のトラウマをひきずってはいませんか?
・本当の自分を隠してはいませんか?
・精神的ストレスが溜まってはいませんか?
・寝室の環境は整っていますか?
・上記に思い当たることがない場合は…あなたにとっての「怖いもの」を考えてみてください。