最近悪夢を見ることが多く、何か原因があるのではと心配してしまいますよね。一度二度くらいでしたらたまたまとなりますけど、頻度が高くなると寝ても心身ともに休まらないですし、寝ること自体が怖いものになってしまいます。原因があるのならそれを知りたいと考えることも当然でしょう。
結論から言ってしまうと、悪夢を見る原因はあります。悪夢を見る原因は、睡眠の質が悪い、ストレスが溜まっているの2つに大まかに分けることができます。つまり、悪夢を見ないためには、睡眠の質を上げる、ストレスを溜めないということが重要となります。
今回は、悪夢を見る原因をなくし、上質な眠りを得るための方法を4つほどお伝えします。ぜひ参考にしてください。
悪夢を見る原因を突き止めて、
上質な眠りを得る4つの術
夕方以降カフェインを摂取しないようにしましょう
カフェインを摂取すると覚醒作用があるため眠りにつきにくくなると言われています。ですが、一日のなかで全くカフェインを摂取しないということは難しいでしょうし、妊婦中でない以上、日中に摂取する分にはそこまで気にする必要はありません。
しかし、夕方以降にカフェインを摂取してしまうとなかなか眠れなくなり睡眠の質が下がります。悪夢を見る原因になりますので、夕方以降はカフェインを摂取しないようにしましょう。
カフェインの含まれるものとしてコーヒーは代表的ですが、紅茶、お茶(麦茶を除く)、ココア、コーラ、栄養ドリンクもカフェインが含まれていますので注意してくださいね。
夜の0時までには眠りましょう
「成長ホルモン」という言葉をご存じでしょうか。成長ホルモンはたんぱく質合成、疲労回復、代謝促進など、身体に大切な役割を持っているのです。
この成長ホルモンですが、一時は夜の10時から2時の間に分泌されるので、その時間内に寝ることが重要だと言われていたのですが、実は寝る時間は関係ありません。成長ホルモンは眠り始めて3時間内出ることがわかっています。つまり寝る時間は関係ないのです。
しかし、その3時間しか出ないため、その時間いかに深い睡眠が得られるかが大切です。眠りが浅いと成長ホルモンがあまり分泌されません。寝る時間は関係ないと言いましたが、人間のメカニズム的に0時からというのは質のいい睡眠が得られやすい時間帯となっています。そのため、0時までには寝ると上質な眠りを得ることができ、悪夢を見る原因をなくすことができます。
寝る2時間前までに軽い運動をしましょう
上がった体温が下がるときに人は眠りやすくなります。そのため、寝る前に運動をして意図的に体温を上げることでスムーズに眠ることができます。そこで知っておきたいことが、運動によって上がった体温が下がるのには2時間から3時間かかるということです。
がっつりとした筋力トレーニングやランニングなどの激しい有酸素運動だと体温を下げるのに3時間はかかるため、ウォーキングや軽い筋力トレーニングの方がよいでしょう。
そして軽い運動でさえ体温を下げるのに2時間を要するため、寝る2時間前までには運動を済ませておくといいでしょう。運動をすると身体も気分もすっきりするため、ストレス解消にもなり、悪夢を見る原因の2つをクリアできるためオススメです。
寝る前にリラックスできる状態を作りましょう
悪夢を見る原因の質の悪い睡眠の改善方法をお伝えしましたが、もうひとつの原因であるストレスについてです。ストレスは悪夢を見る原因となっているのだからストレスをなくせばいいというのは当然なのですが、そう簡単には無理でしょう。簡単になくせるものならそもそも悪夢を見る原因になるほどではないからです。
そのため、ストレスをなくすのではなく、眠りに入る前にストレスをなくし、出来るだけリラックスした状態になることを実践することをオススメします。そうするだけでも脳にある不安は薄れ、眠りが上質なものに変わるはずです。アロマを焚いたり、好きな癒される音楽を聴くなど気分が落ち着く方法がいいでしょう。
いかがだったでしょうか。
悪夢を見続けると日常のストレスに加え、睡眠のストレスがあるため、睡眠の質はさらに下がり、また悪夢を見るという負のスパイラルに陥ってしまいます。そのため、悪夢を見る頻度が高い場合は、睡眠の質が下がっていることを自覚し、深い睡眠にスムーズに入れるよう、今回紹介したように生活に少し変化をつけましょう。
また、睡眠前にリラックスできるよう工夫することも大切です。今回お伝えした方法以外にも、室温を適切にする、枕があっているか確認する、寝る直前にお腹いっぱいまで食べないなどもありますので、自分ができそうなものをまず試してください。
この記事を読んで、悪夢を見る原因と上質な眠りを得るための改善方法を知っていただき、役立てば幸いです。
まとめ
悪夢を見る原因をなくすには
・夕方以降のカフェインは避けましょう
・質のいい睡眠時間帯の0時までに寝ましょう
・睡眠2時間前までに軽い運動をして心身ともにリフレッシュしましょう
・寝る前にリラックスしよう!アロマやヒーリング音楽で気分を落ち着かせて