【神社参拝】日本人なら知らないと恥ずかしい6つの作法

【神社参拝】日本人なら知らないと恥ずかしい6つの作法
日本人なら、一生に何度も神社参拝の機会はおとずれるでしょう。その時に、正しい作法を知らないことで恥をかかないように、今回は神社参拝時の正しい作法についてお伝えしていきます。

何気なく「パンパン!」と2拍手してから手を合わせて神前でお参りする印象があるのですが、神社参拝時にはお参り以外にも気を付けるべき項目がいくつかあります。日本人に生まれたからには、神社が身近にいくつもある環境で育ち、正月の初もうでにも神社に参拝しますよね。そんな参拝時に格好良く神社参拝の作法に則ってお参りをしている人は、周囲から一目置かれるでしょう。

逆もまたしかり。日本人なのに神社参拝の手順すら知らないのかとあきれられることもあるのです。周囲に失望されないよう、正しい参拝手順を学んでください。

 

【神社参拝】
日本人なら知らないと恥ずかしい6つの作法

 

一番外側の鳥居から順にくぐる

神社には鳥居が存在します。鳥居は、神社によっていくつもあるのです。神社の一番外側の鳥居から境内に入るようにしてください。それがその神社の正しい道すじだからです。外側の鳥居から、徐々に神前に近づいていくのです。

最近では鳥居をくぐらずに神社に入る不届きな若者もいるのですが、周囲の呆れた視線を感じ取って、必ず鳥居をくぐって神社に入るようにしましょう。神社参拝の第一の注意点と言えます。

 

鳥居をくぐる前の一礼を忘れずに

上述したように、神社参拝の時には必ず外側の鳥居から境内に入るようにします。そして鳥居をくぐるときには、中に向かって一礼をしてください。「境内にお邪魔します。」という意味合いの一礼です。

他人の家に上がり込むときに、「お邪魔します。」も言わずに入る人はいませんよね。神社も「神様の居られるところ」なのです。これから参拝する神様に対し、「お邪魔します」との気持ちを込めて、鳥居をくぐるときには必ず一礼をしてください。

 

参拝前に手を洗う

さて、神社参拝時の大切な作法の一つに「手洗い」があります。昔は「禊」と言って全身をきれいに清めてから参拝していたのですが、現代人でそこまでする人はほとんどいません。その代りに、禊を簡略化したものとして手水舎というものが神前の手前に必ずあります。

手水舎で両手を清めることで、「禊」の作法をこなしたことになるのです。「禊」の簡略化したものとして、参拝前には必ず手を洗うことを忘れないでください。

 

手水舎での手順

上述したように、神社参拝の前には必ず手水舎で手を洗います。その時に、手を洗う順番というものがきちんと決まっているのです。

1.手水舎には必ず柄杓が置いてありますが、まずは柄杓を右手に持って水を汲み、左手に注いで洗います。
2.柄杓を左手に持ち直してから右手に水をかけて清めます。
3.再び柄杓を右手に持ち替え、左手で水を受けてその水で口をすすぎます。
4.再び左手を清めます。
5.柄杓をたてに傾け、柄杓の中の水を柄の部分に流して清め、柄杓を戻します。

これらの一連の動作を、最初に組んだ水ですべて行うことが理想の作法です。また、言うまでもないかもしれませんが、多くの人が使う柄杓に、直接口をつけるようなことはしないでください。

神社参拝前に必ず行う作法として、多くの日本人が手水舎での作法を行っています。「覚えられなーい!」などと甘いことを言わずに、最低限の知識として頭に入れておくべきです。慣れれば一連の動作を美しく行うことができます。

 

参拝時の礼と拍手の回数と順序

さて、いよいよ神社参拝の本番です。

神様の前にはほとんど必ず鈴がありますよね。鈴を鳴らして「参拝に来ました!」ということをお知らせしましょう。元気よくガラガラと鳴らす人も多いのですが、おとなしく鳴らすだけで十分です。

次にお賽銭を箱に入れましょう。お賽銭箱にそっと入れます。たたきつけるように投げ入れることはやめてください。

その後、「二礼二拍手一礼」と覚えてください。この時の「礼」はいずれも腰を90度くらいに深く曲げた礼を行います。拍手は胸の前で大きく行います。「二礼二拍手一礼」の作法を知っているだけで、「この人はちゃんとした人だ」との印象を持たれます。

神社での参拝時には必ず二礼二拍手一礼を行いましょう。

 

おみくじを引いた後

神社参拝の後に、多くの人がおみくじをひきます。日本の神社ではたいていおみくじを引くことができます。参拝後におみくじを引くときに、一つ注意点があります。

引いたおみくじを、結果に関わらず「神社の木に結び付ける」ものだと勘違いしている人が多いのです。しかし実際は、おみくじの結果が良ければそのまま持ち帰っていいのです。

結果が悪い場合だけ、神社のおみくじを結ぶ場所に結び付けて厄を払うのです。神社にある木の枝に適当に結びつけることはやめてください。

 

さて、日本人なら知っておくべき神社参拝時のマナーについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

神社参拝の手順をこうして羅列すると、「難しい!」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。一度手順通りに行動するだけで、正しい作法は簡単に身に付きます。なぜなら日本人は、それほどに神社参拝の機会が多いからです。

作法と言っても昔のように難しいこともなく、当然の流れとして覚えることができます。数々の宗教が入ってきた日本ですが、日本人なら日本に昔からいる氏神様の恩恵を必ず受けているものです。日々の感謝の気持ちを込めて、神社参拝の正しい作法を必ず身に着けてください。

いざという時に参拝の手順を美しくこなす人に、周囲も安心感を覚えるものです。

 

まとめ

神社参拝の時の6つの作法

・一番外側の鳥居から順にくぐる
・鳥居をくぐる前に一礼をする
・参拝前に手を洗う
・手水舎での手洗いの手順がある
・参拝時の礼と拍手の回数と順序を正確に行う
・悪いお御籤だけ結びつける


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