夢日記はなぜ危険?つけるなら守るべき7つの約束事

夢の中には自分が普段意識していない感情や願望が現れます。いわゆる潜在意識と呼ばれるものですが、これを知ることにより現実生活をより良いものにすることができます。その潜在意識についてよく理解するためにすすめられているのが「夢日記」です。

しかし、夢日記を毎日つけていると心身に不調をきたすようになったりよく眠れなくなったりするという危険なデメリットもあります。インターネット上では「夢日記をつけ続けると気が狂う」というまことしやかな噂まで広まり、現在では忌避されることも多くなってきています。

それでも、夢日記をつけることによるメリットは捨てがたいものです。そこから学べるものも大変多いでしょう。そこで、安全に夢日記をつけるための7つの約束事をご紹介します。この7つを守って夢と正しく付き合い、有効活用してみてください。

 

夢日記はなぜ危険?
つけるなら守るべき7つの約束事

 

なるべく悪夢について書くのを避ける

夢日記の第一の目的は眠っているときに見た夢の内容を忘れずに記憶することです。いつでもメモができるように枕元にノートとペンを置いておくのはそのためです。ただ、人間いつでも良い夢ばかりを見ている訳ではありません。

不吉で不愉快な夢も必ず見ることになりますが、そうした夢の詳細を書き込んで脳に記憶させてしまうと、精神状態に危険な不調をきたすことがあります。良い夢だけをピックアップして書き留める程度にとどめることをおすすめします。

 

夢占いを調べる

夢日記をつけることに見られるようになる明晰夢は確かに現実生活と変わらないくらいリアルで、だからこそ影響されやすくなってしまいます。しかし、明晰夢といってもあくまでも夢ですので、夢のストーリーをそのまま信じれば良いということではありません。

例えば夢の中で津波に遭ったり放火していたりしたら、現実生活でも津波被害に遭ったり放火したりするということではないのです。

むしろそのようなキーワードが持つ夢占いの意味を知り、夢のストーリーと併せて書き込んでおくのが良いでしょう。特に悪夢を見たときにおすすめしたい約束事です。

 

「ほどほど」にとどめること

自分の潜在意識についてよく知るために奨励されている夢日記は、隠された願望や感情を理解するにはとても有効な手段です。しかし、実際には人間が全ての潜在意識を知っていなければならないということもないのです。

例えば誰かの死や事件を潜在意識で願っていて、それが顕在意識の方まで出てきてしまったら非常に危険ですよね。そうならないようにするためにも、夢日記に潜在意識を書き込む習慣もたしなみ程度に収めておいた方が無難です。

 

たまには休憩も大事

夢日記を習慣化すると明晰夢を見る機会が多くなります。思うように動けずもどかしい気分になる普通の夢とは違い、自由に行動できて快適な明晰夢ですが、しかしその快適さは夢の中だけのこと。実際には脳の前頭葉の部分に負担がかかっているのです。

毎夜のように脳に刺激が与えられる・・・ちょっと危険に聞こえますね。それに、明晰夢を見続けることにより眠れなくなったり鬱病に近い症状にかかったりするケースは本当にあります。夢日記をつけることにより心身を疲れさせないためにも、適度な休みを挟みつつ続けるようにしましょう。

 

夢日記に影響され過ぎないこと

夢の中では非現実的なことも多く経験します。殺人や事故のようにあからさまなマイナスイメージを伴うものでないにしても、例えば友達に暴言を吐いていたり裸で街を闊歩していたりという夢を見ることはあります。

問題は、そのような夢と現実との違いが見極められない状態に陥り、夢で見た内容を現実に行ってしまう危険性があることです。決して「夢イコール現実」と思い込まず、夢は夢として割り切るようにしましょう。

 

頑張り過ぎない

夢日記を毎日続ける必要は特にありません。時には夢さえ見ない日もありますので、そういう日に無理に何か書こうとしなくても良いのです。あくまで適度な距離感を保ちながら習慣化するようにしましょう。

 

リスクを知った上で始め、続ける

夢日記にはメリットもありますが、一方で明晰夢が多くなる、心身に悪影響がある、そしてよく眠れなくなるなどのデメリットもあります。夢日記を始めるならこのような危険性を理解した上で適度に行いたいものです。

良かれと思ってつけ始めた夢日記が害になっては本末転倒ですので、肩の力を抜いた状態で向き合っていきましょう。

 

いかがでしょう。「危険」「気が狂う」とオカルト的に扱われてしまうことの多い夢日記ですが、上の7つの約束事を守りながら続ければ大丈夫です。気をつけていれば明晰夢や凶夢からの悪影響を避けることができます。

ただ、眠れなくなるといった危険性もあるので、そうしたデメリットを確認した上で頑張り過ぎないように習慣化していくのがベストです。おまじないのようなものと考え、軽いフットワークで付き合っていきましょう。

まとめ

夢日記はなぜ危険?つけるなら守るべき7つの約束事

・なるべく悪夢について書くのを避ける
・夢占いを調べる
・「ほどほど」にとどめること
・たまには休憩も大事
・夢日記に影響され過ぎないこと
・頑張り過ぎない
・リスクを知った上で始め、続ける


連記事