切れたら願いごとが叶うとされるミサンガは南米が発祥の地とされ、日本でもプロミス・リングとして広まりました。おまもりだけでなくおしゃれなアクセサリーとしても使用できるミサンガは、友人や恋人への贈り物にもぴったりですよね。矢羽模様、市松模様、V字…。様々な模様がありますが、その中でもとびきりキュートなのがハート模様のミサンガ。
お店で売っているようなハート模様のミサンガを、好きな色、好きな長さで作ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、ミサンガの作り方や模様の出し方のコツをご紹介します。「ハート模様って難しそう」「手先が不器用だから…」なんて方も、ポイントをおさえてオリジナルのミサンガを作ってみませんか。
ミサンガの作り方ハート模様を
綺麗に見せる5つの方法
編み始めをしっかり固定する
ミサンガの編み始めを、ピンやテープなどでしっかりと机と固定しましょう。固定せずに編み始めると糸が捻じれるだけでなく、編み目が揃わず模様がガタガタになってしまいます。ハートなどの模様は編み目を揃えることで形が作られるため、編み始めをしっかり固定しがら編むようにしましょう。
セロハンテープでも固定できますが、糸が毛羽立ってしまったり粘着部分が糸に移ってしまうことがあるので注意が必要です。コルクボードに安全ピンで固定したり、クリップボードを活用すると糸をきれいな状態に保ったまま編んでいくことができます。
また、編み目の大きさが揃わないという方は1〜2cm編むごとに固定する場所を変更するようにしましょう。力加減のコントロールがしやすくなり、編み目の大きさを整えながら編み進めることができます。
芯糸を強く張る
芯糸が張っていないと、ミサンガが曲がったり、編み目が綺麗に出なかったりします。必ずピンと張った状態のままで結んでいくようにしましょう。利き手で芯糸を強く引っ張りながら反対の手で巻き糸を巻くようにすると、きれいな結び目を作ることができます。
このとき注意したいのが、芯糸が捻じれた状態でないということです。糸を強く引っ張ると捻じれが生じる場合があるため、必ず糸の捻じれを直してから結んでいくようにしましょう。刺繍糸を使用する場合には、刺繍糸自体の捻じれまで解かないよう注意してください。
1回目と2回目で力加減を変える
ミサンガの編み目を作るとき、2回結び目を作りますよね。そのとき、1回目と2回目の力加減を変えて作るときれいな編み目を作ることができます。1回目の結びは、芯糸にしっかりと編み目を固定するためにもきつめに結びようにしましょう。
1回目をきつく結ぶことによって、裏面の隙間をなくすこともできます。ただし、ここできつく結びすぎると編み目が反転してしまったりミサンガが反り返ってしまうため注意が必要です。
2回目は少し緩めに結ぶようにします。2回目の結びは編み目の大きさを決めるため、きつく結べば編み目は小さく、ゆるく結べば編み目は大きくなります。
ハート模様などの複雑な模様を出す場合には、模様の部分の編み目を大きく、それ以外の部分の編み目を小さく作ると、模様が浮き上がってきれいに見えます。また、模様を大きくしたい場合には、太い糸を使用すると効果的です。小さく繊細な模様を出したい場合には細い糸を使用しましょう。
配色を工夫する
黄色とオレンジ、青と水色のような類似色の組み合わせでミサンガを編むと、どうしても模様が埋もれがちになります。はっきりと模様を出したいときには、赤と緑、黄色と青のように組み合わせる色を工夫してみましょう。
また、ミサンガは色によって叶えられる願い事が変わってきます。もちろん自分の好きな色で編んで構いませんが、赤は恋愛、青は勉強や仕事、オレンジは友情などのように、それぞれの願い事に沿った色を使って編むようにするとより願い事が叶いやすくなるでしょう。
手で整えながら作る
一列編むごとに、手で整えながら作っていきましょう。編み目同士の間にできた隙間を詰めたりして、なるべく編み目が平行、垂直に並ぶようにします。きつく締めすぎた編み目などもここで少し緩めると編み目の大きさが揃い、模様をきれいに出すことができます。
手だけでは上手くできないという方はピンセットなどを使用して細かい部分を調節しましょう。数列作り終えるごとに手で編み目を潰し、一枚の布のように仕上げると真っ直ぐなミサンガを作ることができます。
如何でしたでしょうか。
作り方のコツをおさえれば、複雑なハート模様もきれいに編むことができます。ポイントはひとつひとつ丁寧に編んでいくこと。
ミサンガは、特別な道具を使わず材料も簡単に手に入ります。手芸をしたことがない方も手先が器用でない方も、手軽に作ることのできるアクセサリーです。想いを込めて、世界にたったひとつのミサンガを作ってみませんか。
まとめ
ミサンガの作り方ハート模様を綺麗に見せる5つの方法
その1:編み始めをしっかり固定する
その2:芯糸を強く張る
その3:1回目と2回目で力加減を変える
その4:配色を工夫する
その5:手で整えながら作る