ミサンガの編み方って、「難しそうだな……」と思っていませんか? 美しい糸を織ったり、複雑に絡めて作られているミサンガ。切れたら願いが叶うと言われているけれども、自分で作るなんてとてもできない! 一見そう思われるミサンガも、挑戦してみると簡単にできてしまうものなんです。案ずるより産むが易し、早速チャレンジです!
ミサンガの編み方がすぐ分かる!
超簡単に編める5つのステップ
材料はお好みの紐をそろえよう
ミサンガの材料って一体、何なんでしょうか? もちろんそれは、着けたいミサンガのイメージ次第です。本革の紐で作れば、シンプルに編むだけでかっこいいミサンガが完成します。ほかには、刺繍糸や、ヘンプコード(もしくは、単にヘンプ)と呼ばれる、麻紐でつくられたミサンガがあります。革紐は、色も限られていますが、刺繍糸やヘンプコードは、カラーバリエーションが豊富で、かわいらしいもの、ナチュラルなものなど、自由自在。より柔らかいもの、カラフルなものを作りたいなら、刺繍糸がオススメです。好きな材料で、作りたいものにあわせた長さを買い求めましょう。
革紐ミサンガは「平四つ編み」をマスターするべし
女の子の髪を結うときに、「三つ編み」をよくすると思いますが、革紐のミサンガを編むときに覚えておくと便利なのが、「平四つ編み」という編み方です。平四つ編みは、太い革紐を使い、女性のベルトなどにも時折みられる編み方なのです。革紐は、手首にひと巻きできるサイズを作るためには、2mほど使用します。これを1m×2本に分けておきましょう。
1本は、真ん中で2つ折りにして、折り目を1cmほどセロテープで固定します。固定した先、折り目から1.5cmほどのところで、もう1本の革紐の真ん中辺りを固結びにします。これで、50cmほどの長さで、紐4本の束ができましたね。セロテープはここで外してしまってかまいません。直径1.5cmの穴ができた状態を保ちましょう。穴が大きすぎると、あとでミサンガが抜けてしまうので注意してください。
ここまでできたら、1番右の紐を、隣の紐の下に通します。つぎに3本目の紐の上を通したあと、4本目の紐の下に通します。後はこれの繰り返しです。1番右に来た1本を、下上下とジグザグにして、一番左まで持ってくる。編んだ長さが、手首のサイズにちょうどよくなるまで続けたら、編み終わりは、一番右の紐でぐるっと残りの3本を囲んでまとめてしまい、固結びにします。結び目の先は、10cmほど残してカットしましょう。最後は、固結びを最初の1.5cmの穴に通してできあがりです。
麻紐ミサンガは「タッチング結び」をマスターするべし
麻紐、ヘンプでミサンガを作る時は、「タッチング結び」で作りましょう。革紐よりは細いですが、刺繍糸に比べると太いですので、完成もはやくおすすめです。ヘンプのミサンガは、ミサンガの太さを決める、芯になる糸と、ミサンガの色を決める糸の、二種類が必要です。芯になる糸は80cmくらい用意します。
これを、太いミサンガにしたいときは、10本ほど。細ければ5本ほど。一般的には8本くらいで作成されることが多いようです。芯の糸は、端の結び目以外では色が出ません。もう一本は、ミサンガの色を決める糸ですので、好きな色を選びましょう。グラデーションカラーのものも、人気があります。240cmほどあれば結構です。
芯の糸と色糸をあわせて、端から15cmほどのところで固結びにしたら、セロテープなどで机に固定してからタッチング結びをはじめます。色糸を右に、芯の糸をまとめて左に分けましょう。色糸を芯糸の上に、右から左へ横に渡し十字をつくったら、色糸と芯糸のあいだの輪になっているところに指を入れて、そこから色糸の先端を引っ張り出します。色糸で芯糸をひとまわり括ったかたちになります。これでまた、色糸が一番右側に戻ってきますので、今度は色糸を芯糸の下に渡し十字をつくります。色糸と芯糸のあいだの輪に、色糸の先端を上から下へ入れて、下へと引っ張り出します。結び目に緩みがないように、きゅっと絞ったら1目できあがりです。
これを、ちょうどいい長さになるまで繰り返し、最後はふたたび、すべての紐を固結びに。最初の15cmとともに、そのまま結わいたり、三つ編みにしたりして端を処理すればできあがりです。
刺繍糸のミサンガは「タッチング結び」とほぼ同じ
刺繍糸は、やわらかでカラーバリエーションも多く、基本の編み方さえマスターしていれば簡単に模様編みもできる優れものです。ここでは基本のストライプの編み方をご紹介しましょう。ストライプは、タッチング結びによく似た「左結び」ができれば作れます。好きな色のものを80cmずつ、基本のストライプを作るためには8本必要です。太いストライプなら、同じ色を2本ずつ、4色用意しましょう。
編み方は方法その3でやった、タッチング結びとさほど変わりません。紐を両端処理する分だけ残して固結びにし、机などに固定したら8本きれいに並べます。太いストライプなら、同じ色を2本隣り合わせにして、ストライプにしたい順に並べましょう。8本あっても、何本もまとめて編むことはありませんので尻込みせず、2本ずつ処理してください。一番左の紐を二番目の紐の上に乗せて、十字をつくり、輪になったところから二番目の紐を囲むようにして、左の紐を引き出します。これをもう一度繰り返したら、左の紐を右側にひっぱります。こうすると、一番左にあった紐と、三番目の紐が隣り合わせになりましたね。
後は同じことの繰り返しです。一番左にあった紐を、今度は三番目の紐と十字にして2度結びます。こうして一番左にあった紐が、一番右に移動するまで続けたら、次はまた一番左から同じことを繰り返すのです。
紐の両端は三つ編みで処理すれば簡単
ヘンプ、刺繍糸共に、編むときは最初15cmほど、余裕を残しておくことが大切です。同じく、編み終わりにも15cmほどの余裕を残し、いずれも糸を3つに分けて、三つ編みを作っておけば、最後手首に巻いて固結びをしたときにキレイに結ぶことができます。そのためには、タッチング結びや、左結びで編む距離は、手首の太さより短めにしておきましょう。手首ほどの距離も編まなくて大丈夫と思うと、また敷居が下がりますね。刺繍糸の場合は基本の結び方が出来れば、模様編みも「色と順番」だけ守ればすぐできるので簡単。
いかがでしたか。
ミサンガの編み方がすぐ分かる!超簡単に編める5つのステップをお送りいたしました。基本を覚えれば、あとはとても編むのが楽しくなってくるはずです。願いを込めたミサンガづくりにあなたもぜひ挑戦してみませんか。
まとめ
ミサンガの編み方がすぐ分かる!
超簡単に編める5つのステップミサンガの編み方がすぐ分かる!超簡単に編める5つのステップ
材料はお好みの紐をそろえよう
革紐ミサンガは「平四つ編み」をマスターするべし
麻紐ミサンガは「タッチング結び」をマスターするべし
刺繍糸のミサンガは「タッチング結び」とほぼ同じ
紐の両端は三つ編みで処理すれば簡単