ミサンガを作ったことがありますか?色とりどりの刺繡糸を組み合わせて作るオリジナルのミサンガはとても素敵です。ミサンガは、刺繡の糸の配色を変えるだけではなく、文字を編み込むことができるのです。
あの細い幅の中に文字を編み込むなんてとても難しいことに感じますが、ポイントを押さえてしまえば案外簡単に編めますよ。文字を入れることによって、願掛けのパワーも思い入れも強くなること間違いなし!
そこで今日は、文字の編み込みで、気をつけるべきポイント7つお伝えします。では早速ご覧ください。
【ミサンガ】文字の編み方で
気をつけるべき7つのポイント
必要な材料を用意します
必要な材料のご紹介です。ミサンガには一般的に手芸用の刺繡糸25番が丁度良い太さです。しかし、糸の太さは自由ですから編み方やデザインによっては、変えても構いません。編むときには、糸をテーブルなどに固定しましょう。そのほうが作業がやりやすく綺麗に仕上がります。
固定するための土台は、百均で売っているような書類を挟むボードのようなものがおすすめ。編みあがるまでそのままボードに挟んだままにして保管できるのが利点です。糸の端を固定するのにクリップもあればなお良いです。
文字入れは図案を作る
文字を入れる場合には、まず図案を作るところから始めます。いっけん面倒ですが、文字編みは適当に編み始めてもできるものではありません。せっかく作るのです、あとあと泣きを見たくないなら手間を惜しんではいけませんよ。
図案の作り方ですが、手書きでもいいしPCにくわしいなら、刺繡のクロス編み用のソフトやエクセルで図案を作ってしまうと楽かもしれません。
糸の端の上手な始末の仕方
編み始めの糸は、端から10㎝くらいのところを結びます。最後に端を三つ編みにするので少し余裕を持って結びましょう。結んだらセロファンテープやクリップでテーブルやボートなどに固定して編み始めます。
編み終わりは両端を三つ編みにしますが、三つ編みの長さが短いとミサンガを巻けないので長さには注意しましょう。
基本編みをしっかりと
ミサンガの基本編みをマスターしていますか?図案を作っても、基本編みができなければ何もできません。そんな人がいきなり文字編みをしようと思うはずはないのですが、一応簡単に触れておきます。
基本中の基本は「左編み」と「右編み」「縦巻き結び」です。糸の端っこをセロハンテープなどで固定して左編みは左結びを繰り返します。右編みは右結びを繰り返します。この二つを組み合わせると斜め模様ができます。
「縦巻き結び」は縦糸を軸に横糸を巻きつける編み方で少し難しいですが、慣れてしまえばそれほど時間はかかりません。
仕上がりが綺麗に作るには
軸になる糸は常にピンと張っておきましょう。そして軸糸に巻く糸は力加減を一定にして編むのがコツです。この時、編んでいる時に糸が長いと絡むことがよくありますが、事前に輪ゴムなどで束ねておくと問題なく作業ができます。
糸はいずれも長めに用意するのが安心です。最後の最後で足りなくなるほど残念なことはありませんからね。
綺麗に見える字の間隔
ミサンガは、編み目数が60列から70列で13センチほど。ただし編みかたで多少長さは変わります。あまり長い文字を入れると結んでも手首から抜けてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
字と字の間の余白は、3ミリ程度が綺麗に見えるといわれていますから、それらを考慮して文字数を決めてください。
ミサンガの結び方
ミサンガは、手または足に結びますが自然に切れるまでほどけてはいけません。そのため結び方はコマ結びが定番とされています。コマ結びとは、着物の帯を締めるときの結び方です。しかし、コマ結び以外の固結びでもほどけなければ大丈夫です。
結ぶときには、利き手に結ぶのはやりづらいですね。そんな時は、誰かに頼んで結んでもらっても構いません。身に着ける人が、結ぶ間に三回願い事をすれば効力に変わりはありません。
一見難しそうな文字編みは、図案さえしっかり作ればあとは基本編みを組み合わせて編むだけで案外簡単です。文字編みの他に、糸の色彩をいろいろ変えればオリジナリティーあふれる模様編みもできます。
いろいろ書きましたが、一番気をつけるポイントは糸の編み方の力加減です。それが乱れると仕上がりも不揃いになり、綺麗な仕上がりにはなりません。そのためには基本編みを繰り返し練習しましょう。慣れてくると力加減が自然と一定になります。
そして、自分だけのオリジナルミサンガをバンバン作っちゃいましょう。
まとめ
【ミサンガ】文字の編み方で気をつけるべき7つのポイント
・必要な材料を用意します
・文字入れは図案を作る
・糸の端の上手な始末の仕方
・基本編みをしっかりと
・仕上がりが綺麗に作るには
・綺麗に見える字の間隔
・ミサンガの結び方