人は各々が願い事をもっています。しかし、その願い事がなかなか叶わないのが世の常のようです。でも、叶ったらそれはすごく素敵なことですし、幸福感をもたらします。だから、人はどうやったら願いが叶うのかをいつも追求するのです。
願いを叶えるひとつの方法として、願い事を手帳に書く方法があります。「手帳に書くだけで、本当に願いが叶うの?」とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、本当に叶うのです。実際にやってみて、「叶ったよ!」という声も多数あがっているようです。
そんな声を聞いたら、自分もやってみようか、なんて思いますよね。これまで願い事を叶えるためにいろいろやったけれど、効果がなかった方は、この願い事手帳をぜひ作ってみてください。作り方や使いかたは簡単なので、すぐに実行できます。そこで今日は、さっそく今日から使える願い事手帳の作り方と使い方についてお伝えします。
願い事手帳に書くだけで望みが叶う!
その作り方と使い方
自分の使いやすものを選ぶ
願い事「手帳」とタイトルにあるので、手帳を使わないといけないのかというと、そうではありません。自分で使い勝手がいいものであれば、手帳でもいいですし、大学ノート、綴じてあるルーズリーフでもいいのです。記入しやすさも考えて、無地のものでもいいですし、罫線があるものでもかまいません。
無地のものは、大きな字が書きやすいですね。罫線が引いてあれば、一行をきれいに書くことができます。手帳の大きさも自由です。書きやすいとか、見やすいとかの理由で大きいものを選ぶのも、持ち運びに便利だから小さいものを選ぶのも、どちらもOKです。
自分のお気に入りで手帳を決めればよいのです。筆記用具も同様です。ボールペンや万年筆で書くと、消えにくいのでいいかもしれません。もちろん、鉛筆を使ってもかまいません。鉛筆だと消しやすいし、消した後きれいに書き直せますから。色を使い分けて書くという形で、3色ボールペンを使うのもいいと思います。
願望形でなく、断定形で書く
ここからは、手帳の書き方についてお話ししましょう。願い事を書く場合、よくあるのは「〜しますように」「〜したい」「〜であったらいいのに」などの文末で書くことです。これは自主性のない、人任せ的な書き方になりますし、力が弱いです。
それに、これまでそういう文末表現で願い事を述べても、なかなか叶うことがなかったという方も多いはず。そういう点から見ても、「〜しますように」「〜したい」「〜であったらいいのに」などの自主性のない表現を使わないほうがよいでしょう。
それよりも、断定表現を使った書き方をしましょう。「会える」「現実になる」「はかどる」「すべてうまくいく」といった書き方です。
こうすることで、願い事の内容に力強さが生まれ、願望の達成に意識がしっかり向くようになります。言葉というのは不思議なもので、ちょっとした表現が大きな差を生み出します。そういうことに気を配りながら、願い事を書くようにしましょう。
内容ははっきり、具体的に
「いい仕事」「いい人」「何か楽しいこと」などの表現は、あいまいさがあります。この表現で願い事を書いても、望む方向性が定まっていないために中途半端な形になってしまいます。言葉を付け加える、言い換えるなどして、願い事の内容をはっきりさせるようにしましょう。
たとえば、「いい仕事」を「自分がやりたい○○の仕事」、「いい人」を「心が広く、やさしい人」のように変えるのです。しかし、数値や金額を具体的に書くと、目標や、やるべきことの内容にとらえられることもあります。たとえば、「今年10kgやせる」「○月までには300万円稼ぐ」のように書くことです。
目標や、やるべきことととらえられる内容の願い事では、どうも叶いにくいようです。もっと、気負いない感じで書くのがベター。完了形で「もう10kgやせた」「300万円儲かった」などとすると、目標や、やるべきことの内容が薄れます。
「やせて9号の服が余裕で着れるようになった」「海外旅行に3回も行けるようになった」などのように、内容をさらにかみくだいて書くというのも手ですね。
マイナス言葉は使わない
マイナス言葉は、自分の運を下げます。それと連動して、願い事も叶いにくくなります。願い事を書く場合、マイナス言葉を使わないようにしましょう。「悲しい」「失態」「病気」「暗い」などは、誰かが不幸になる言葉で、明らかなマイナス言葉です。
こういう言葉を使わない表現を考えてください。「悲しさを癒す」「病気を治す」と書くよりも、「嬉しい出来事が起こる」「健康でいられる」と書いたほうがよいでしょう。時として、「〜ない」などの否定語もマイナス言葉になることがあるので、これも要注意です。
「彼との縁が一生なくならない」と書いたら、内容的にはプラスととらえられますが、「ない」という否定語も入っているので、それがマイナスの作用をもたらす恐れもあります。「彼との縁は永遠に続く」と言い換えるほうがよいでしょう。
小さなお願いごとから書いてみる
現実を見ないで、「無理かなあ」と思える願い事も手帳に書いてよいのですが、それでもなかなか叶わないと感じる人は、小さな願い事から書いてみてはいかがでしょうか。
「500万円手に入った」と願い事を書いても叶わないと感じたら、金額を低めにしてみてください。「月5万円」「1週間で5千円」とかいった設定にするのです。また、稼いだお金の使い方を小さなことに絞ってみるのもよいでしょう。
「○○のケーキを買うことができた」「□□の本を手に入れることができた」などと、少額のものでも、これまでなかなか買えなかったものが買えた、という内容にして書きます。
そういう小さな願いが叶うようになれば、実感や信じる気持ちが強化されます。そして、小さな幸福が積み重なっていきます。そのような積み重ねが、大きな願いを呼ぶのです。
声に出して願い事を言う
願い事を書くだけでも十分叶うのですが、声に出すとさらによいでしょう。言葉というのは、言霊(ことだま)・言挙げと言われるように、古来より呪力があるとされています。
おまじないの呪文がその一例でしょう。言葉を口から発することによって、人間の体内にある「気」を増幅し、ボルテージを高めるのが呪文です。「気」は運とも関係しており、開運や願い事を成就するための根源です。
そのエネルギーを増幅することができれば、願い事が叶うようになるのです。しかし、呪文にのみ「気」を増幅する力があるのではなく、口に出す言葉にはすべてそのような力をもっています。ですから、手帳に書いた願い事を声にだすのも有効だと考えられます。
もし、声に出して言うのであれば、繰り返すことが重要です。願い事を何度も何度も言うのです。声に出せない状況であれば、心の中で念じるという方法もあります。
感謝の言葉を付け加えてみる
以前、ツキを呼ぶ「魔法の言葉」として、工学博士の五日市剛さんが広めた言葉の中に、「ありがとう」「感謝します」という言葉が含まれています。これは大きな話題となり、多くの人から「幸せになった!」という声が集まりました。
それだけ、感謝を表す言葉には魔力があるということです。さらに、感謝は病気を治すともいわれ、その気持ちをもつことの重要性を様々な人が提唱しています。大病であるガンまで治すそうです。そういった現状から考えても、感謝は大きな力をもっているということが言えます。
ですから、願い事を叶えるためにも、感謝の気持ちをもち、その言葉を付加することをお勧めします。「あこがれのヨーロッパに行くことができた。ありがとうございます」「○○さんと相思相愛になれて、感謝します」といった形で、願い事を書いてみましょう。
いかがでしたか。ここまで読んで、「じゃあ、さっそく願い事手帳を作ってみよう!」という気になったと思います。しかし、まだその効果を疑っている方もいらっしゃるかもしれませんね。そういう方も、とりあえず手帳を作ってみてはいかがでしょうか。
作ってみて、もし願いが叶ったならば、それもまたすばらしいことだと思います。コストや手間もほとんどかからないので、簡単にできます。それを考慮に入れても、実行して損はないでしょう。皆様が、願い事手帳で幸福を手に入れることができますように…。
まとめ
願い事手帳に書くだけで望みが叶う!その作り方と使い方
・自分の使いやすものを選ぶ
・願望形でなく、断定形で書く
・内容ははっきり、具体的に
・マイナス言葉は使わない
・小さなお願いごとから書いてみる
・声に出して願い事を言う
・感謝の言葉を付け加えてみる