世界七不思議は2007年にスイスにある新世界七不思議財団が選定したため、比較的新しく、その存在を知らないという人も多いのではないでしょうか。しかし、旅行に行ったら必ず立ち寄るような有名な観光スポットが選ばれているので、知っておいて損はありません。
世界七不思議の建物は、その外観だけでなく建物が建てられた時代や由来にも驚かされます。また、建てられた経緯事態が謎に包まれているものなど、知れば知るほど好奇心を掻き立てられて、現物を見たくなるでしょう。
海外旅行をしたいけれど、どこに行こうか迷っている人や、人生観を変えられるような経験をしたり、景色を見てみたいという人は必見の世界七不思議の建造物をすべてご紹介します。
【世界七不思議】
新たに選ばれた7つのスゴイ建造物とは?
中国の万里の長城
世界七不思議で新しく選ばれた建造物のうち、アジアにあるのを誰もが知っているほど有名な中国の万里の長城です。万里の長城は、とにかく全長が長いことで有名ですが、それもそのはず、数年で作られた建造物ではないのです。
万里の長城は、紀元前700年頃から建築が始まり、最終的には明の時代まで作られ続けました。その期間は2000年以上にも及びます。そのため、全長は最長で20,000km以上にも及んだと言われています。
インドのタージ・マハル
インドのタージ・マハルは、世界七不思議のなかでは、その外観も建てられた経緯もロマンチックな建造物です。タージ・マハルは、ムガール帝国5代皇帝であるシャー・ジャハーンが亡くなった最愛の妻である王妃のために造影した霊廟なのです。
しかし、シャーは、タージ・マハルを造影した際に莫大な浪費をしたため、幽閉されてしまい、タージ・マハルを眺めながら亡くなっていったと言われています。
ヨルダンのペトラ
世界七不思議の中でも、最も不思議で謎に満ちた建造物がヨルダンにあるペトラ遺跡で、19世紀前半に見つかった遺跡で、大体1世紀から3世紀頃に商業で栄えた都市であると推測されています。
しかし、岩を削ったり、加工したりして作られたペトラが、なぜそのような手がこんだ方法で作られたのか、その目的が判明していないのです。一度遺跡に足を踏み入れてみると、まるでタイムスリップしたような異空間を味わうことできます。
イタリアのコロッセオ
イタリアのコロッセオは、日本人に大人気の海外旅行先イタリアのローマにある古代遺跡です。古代遺跡と言っても、現代でいうところのドームのような形をした円形のシルエットと3階建ての構造はとても古代ローマ時代に作られたとは思えない位立派なものです。
しかも、このコロッセオでは、建てられた当時、人と猛獣が戦うのを観戦するために使われていたといいますから、想像するとちょっとぞっとしてしまうでしょう。観光スポットとして中に入ることもできるので1度は行くべき世界七不思議の建造物の1つです。
ブラジルのイエス・キリスト象
ブラジルのリオデジャネイルのコルコバードの丘に建てられた、イエスキリスト像は、1931年に建てられた、世界七不思議としては比較的新しい建造物ですが、その出で立ちには圧倒されます。
像の高さは、約40メートルと驚くほどの高さではないのですが。像が建てられている立地が、リオデジャネイロの街を見渡すことが出来る高台にあるため、まるで、本当に天からイエスキリストが見守っているように見えるのです。
メキシコ、チチェン・イツァのピラミッド
世界七不思議の中で、最も知的な建造物がメキシコのチチェン・イツァのピラミッドです。なぜ知的かというと、そのピラミッドは、あらゆる天文学的な計算によって見事に成り立っているいるからなのです。
例えば、ピラミッドの4面にある階段の段数をあわせると365段と1年の日数と一致することや、階段の橋にある蛇の頭が、春分と秋分の日の入りの時間になるとその陽の光と影によって、蛇の姿がまるで立体的に浮かび上がって見えるのです。
これらの緻密な計算は、天文学に造形の深い人間だからこそ考えることができたものだと言え、神秘的にさえ感じます。
ペルーのマチュピチュ
世界七不思議として、最もそのイメージがぴったりだと言えるのが、ペルーの遺跡「マチュピチュ」です。マチュピチュがパワースポットだとか、神秘的な魅力があると言われる所以は、その姿がまるで天に浮かぶ空中都市のようだからです。
かつて、スペイン人の侵略から逃れるためにインカ帝国の人々が秘密の都市として作ったと言われいてるマチュピチュは、1900年代初めに発見された時には廃墟となっていたそうで、その姿はまさに世界七不思議の1つとして相応しいものだったのでしょう。
いかがでしたか。世界七不思議として認定された世界で有数の建造物は、どれも貴重であり、見るものを魅了するものばかりです。大自然の偉大さや時代をくぐり抜けて今もそこにあるという事実に圧倒されてしまいますが、いずれの建造物も人間が生み出したものだということは揺るぎない事実です。
謎が多く残るからこそ、人々を魅了する世界七不思議の建造物は、どれも神秘的であり、見ているだけでどのような意図で作られたのかという想像力を掻き立てられます。そんな世界七不思議の建造物は、人生で一度は生で見て、体で感じておくことをおすすめします。
秘境の地に行くことが不安だという人や治安が心配だという人は、旅行会社の添乗員付ツアーで行くといいでしょう。人生観が変わってしまうかもしれません。
まとめ
新たに選ばれた「世界七不思議」のすごい建物とは
・中国の万里の長城は紀元前700年頃から2000年に渡って作られ続けた
・インドのタージ・マハルは愛する王妃のために作った巨大な霊廟だった
・ヨルダンのペトラは謎包まれた隊商都市の遺跡
・イタリアのコロッセオではかつて人と猛獣の死闘が行われていた
・ブラジルのイエス・キリスト象はとにかく大きくて圧倒される
・高度な天文学的な知識が集約されたメキシコ、チチェン・イツァのピラミッド
・ペルーのマチュピチュは秘密の空中都市として作られた