”都市伝説”それは、世界で未だにその明確な答えの見いだせない数々の謎です。世界の人々、果てはあのウォールトディズニーでさえ一目置く、アニメーションを主体とした日本企業”スタジオジブリ”。今までもとなりのトトロ、紅の豚、千と千尋の神隠しやその評価の高い作品の数々にも実は”都市伝説”があるってご存知でしたか。今回はそのスタジオジブリが世に送り出した名作の中から、まことしやかに語られる7つの秘密をご紹介したいと思います。
都市伝説ジブリ特集☆
まことしやかに語られる7つの秘密
トトロの役目は死神だった!?
スタジオジブリの代表作の1つとも言える『となりのトトロ』。そのとなりのトトロの途中で、メイとサツキの影が消えていることを皆さんはご存知ですか? ビデオやDVDを見ればわかるのですが、メイは迷子になってから、サツキは猫バスに乗ってから2人の影は消えてしまいます。この段階で実は2人とも死んでいると言われています。そして、その死んでしまった2人にしか見えなかった”トトロ”。実はこのトトロは、死期が近付いたものに見えてしまう”死神”ではないのかと言われています。さらに、あの迷子事件でメイとサツキは亡くなっており、ラストシーンで2人が乗っていた猫バスは、あの世行きのバスではないかとも言われています。しかしスタジオジブリ側はこの件に関して否定しており、真相のほどは分かっていません。
『となりのトトロ』は「狭山事件」をモデルにしている!?
スタジオジブリの代表作の1つ『となりのトトロ』。この作品の舞台となったのは埼玉県所沢市であると言われています。所沢市は、市街地はとても賑わっていますが郊外に出ると、そこには緑豊かなあの『となりのトトロ』の風景が広がっています。実はこの舞台となった所沢市に隣接する狭山市で、ある事件が発生したことを、皆さんはご存知ですか? それは1963年5月、狭山市で1人の女子高生が犠牲になった強盗強姦殺人事件です。この事件は通称「狭山事件」と呼ばれ、その当時は全国区で報道されて大きな反響を呼びました。『となりのトトロ』はこの事件の影響を受けて製作されたのではないかと言われています。「メイ」は英語で5月、「サツキ」は日本の月の異名で5月を指し、それぞれ5月を暗示しています。さらにこの被害者の女子高生の年齢は16歳ですが、メイの年齢は4歳、サツキの年齢は12歳で、2人の年齢を足すとその被害者の少女の年齢と同じ数字になります。そして驚くべきことに、メイとサツキの母親は遠隔地の病院に入院して不在しでしたが、この被害者の少女の母親も病死で不在となっており、多くの共通点が見いだせます。これについてもスタジオジブリ側は否定していますが、この他にもまだまだ多くの共通点があり、この都市伝説の恐ろしさが伝わってきます。
滅びの言葉「バルス」はトルコ語で「平和」–バルスに込められた思い
「バルス!」。『天空の城ラピュタ』の物語の最後、パズーとシータが世界を守るために唱える、ラピュタを崩す滅びの呪文です。金曜ロードショーなどの全国区の地上波で放送されると、滅びの呪文を唱えるシーンの時間帯は、インターネット上のSNSサイトなどのサーバーがパンク状態になってしてしまうほど、一斉に書き込まれるこの人気の呪文。実はこの言葉は、トルコ語が由来であるとされている都市伝説を、あなたはご存知ですか? トルコ語「bans」、発音は「バルシュ」。この言葉が持つ意味は「平和」です。『天空の城ラピュタ』で使われる「バルス」は、このトルコ語の「bans」が由来ではないかと言われています。確かに、考えてみれば「バルス」はラピュタを滅ぼす滅びの呪文ですが、ラピュタを滅ぼすことにより、世界はラピュタの脅威から守られ、平和が得られています。しかし、このバルスについては多くの諸説があり、そのバルスの本当の意味は分かっていません。
『千と千尋の神隠し』は、”夜の女性”をモチーフにしている!?
日本と、そして日本国外とで20以上の賞を受賞した傑作『千と千尋の神隠し』。実はこの千と千尋の神隠しは”夜の女性”をモチーフにしてつくられていることをご存知ですか? まず千と千尋の神隠しは、千尋の両親が神の供仏を勝手に食べたことにより湯婆婆に豚にされたことから始まります。千尋の言葉に耳を貸さず、食べ物をむさぼる両親の暴飲暴食っぷりに、驚きを隠せなかった人も多いかもしれません。そのつけとして豚にされるのですが、その後先考えない両親の行動は”両親の借金”、そしてそのつけを払うために油屋で働くのが千尋ではないかと言われています。まず、千尋は名前を「せん」と名乗るように言われますが、このシーンは本当の名前とは違う仮の名・源氏名を連想させます。そして油屋は”湯屋”とも取れ、そこで働く千尋はいわゆる”湯女”となります。湯女は、江戸時代では遊女のことを指します。この油屋に来る客が男神ばかりなのも頷けます。
『千と千尋の神隠し』に、『火垂るの墓』の節子が登場している!
『千と千尋の神隠し』の終盤、水上の駅のシーンで1人女の子が立っています。実はこの少女があの『火垂るの墓』の節子ではないかと言われています。この『千と千尋の神隠し』の世界は死後の世界で、節子が兄・清太の到来を待っているのではないかと言われています。
ジジは喋らなくなったのではなく、”ジジは喋っていなかった”!?
働く女の子を応援する映画として人気のある『魔女の宅急便』。主人公・キキの黒猫の”ジジ”は、しゃべるかわいらしい猫のキャラクターとして、高い人気を誇っています。しかし、この黒猫のジジは物語の中盤から突如、喋らなくなってしまいます。そして魔女であるキキも、魔法が使えなくなってしまうというアクシデントが発生します。終盤には友人のトンボを助けるためにデッキブラシで空を飛んで、魔法の力を取り戻しますが、ジジの声は最後の最後まで戻りませんでした。このジジの声は、もともとキキ自身の心の声で、キキが成長したためジジの声が必要なくなったと言われています。
『風の谷のナウシカ』は実は火星が舞台!?
”『天空の城ラピュタ』派か『風の谷のナウシカ』派”と言われるほど、多くの人々の影響を与えた作品。中世ヨーロッパのような美しさをもつSF作品ですが、実はこの『風の谷のナウシカ』の舞台は”火星”をイメージしていると言われています。まず、冒頭で”巨大産業文明が崩壊してから1000年。錆とセラミック片におおわれた荒れた大地に……”とありますが、錆は、赤錆のような色をした火星の地表を表現しているとされています。作中でも、砂漠が多く描かれていることからも、納得の行く描写です。そして、ナウシカの乗っている小さなかもめのような飛行装置・メーヴェは、地球では飛行不可能とされていますが、火星の重力では飛行可能であるとされています。
いかがでしたかでしょうか。
まさかあんなファンタジーな世界に、こんな現実的で少し怖い噂が飛び交っているなんて思いもよりませんでしたね。しかし、これはほんの一部分。探せばまだまだそのうわさ話が出てくるかもしれません。あなたも空いた時間に、友達と一緒にジブリ作品を見て都市伝説について考えてみませんか。新たな発見があり、他の人に教えてあげることでさらに楽しめますよ。
まとめ
都市伝説ジブリ特集☆
まことしやかに語られる7つの秘密
・トトロの役目は死神だった!?
・『となりのトトロ』は「狭山事件」をモデルにしている!?
・】滅びの言葉「バルス」はトルコ語で「平和」–バルスに込められた思い
・『千と千尋の神隠し』は、”夜の女性”をモチーフにしている!?
・『千と千尋の神隠し』に、『火垂るの墓』の節子が登場している!
・ジジは喋らなくなったのではなく、”ジジは喋っていなかった”!?
・『風の谷のナウシカ』は実は火星が舞台!?