夢日記は危険?!書き続けると出てくる悪影響とその対処法

夢日記は危険?!書き続けると出てくる悪影響とその対処法
「夢日記」とは、毎晩みる自分の夢を忘れないうちにノートに書き記したもので、やり方を間違えるととても大きな危険が伴います。

なぜ夢日記などつけるのか疑問に思われるかもしれませんね。「夢」は人間の深層心理を現すと言われているため、夢日記をつけることによって現在の自分の欲求や不満を浮き彫りにすることができるのです。「自分をもっと知りたい。」という思いから、夢日記をつける人がいるのです。

しかしこの夢日記は非常に危険であると、心理学者などから反対の声が多数あります。「自己の深層心理を覗き込むことは危険である。」というのです。

そこで、夢日記の何がどう危険なのかを、ひもといて紹介していきます。夢日記を書き続けることで出てくる危険な悪影響とその対処法を知りたい方は、以下を読んで夢日記について勉強してください。

 

夢日記は危険?!
書き続けると出てくる悪影響とその対処法

 

「夢」を意識しすぎて浅い眠りが多くなる

まず、毎日「夢日記をつけなくちゃ!」という無意識の考えから、毎晩夢を多く見るようになります。

夢はよく知られている通り、「レム睡眠」という浅い眠りの時に見るものです。つまり、夢を多く見るということは、浅い眠りが多くなるのです。睡眠は本来体の疲れを取るためのものなのに、浅い眠りが多く、深い眠りが少なくなることで体の疲れが取れずに残ってしまい危険です。

夢など毎日見なくてもいいし、夢日記をつけるのも、毎日である必要はありません。印象が強く残った夢だけを、月に2~3回ほど夢日記に書き記すだけで十分といえます。

 

嫌な夢を忘れられない

「夢日記をつけなくては!」と強く思うことは危険です。本来なら忘れてしまって当たり前の夢を鮮明に覚えていてしまうからです。

夢は忘れて当然のもの。夢日記につけるからと無理に記憶に刻み付けることは危険です。毎晩いい夢ばかりを見るものではなく、悪い夢も多く見るからです。自分が嫌悪するような夢や残虐な夢を記憶に刻み付けてしまっては、その後も悪夢に悩まされます。起きている日中も、悪夢を思い出して嫌な気持ちが残ります。

夢日記をつけるときは、「悪夢を忘れられない」という危険が隣りあわせです。悪夢の時に限り、夢日記をつけずにおいてきれいに忘れ去りましょう。

 

夢がリアリティを帯びていく

夢の中で人は空を飛んだり、異生物と触れ合ったり、宇宙を旅行したりと、自由気ままです。夢はまさしく「夢」であり、不可能をも可能にするのです。

しかし夢日記を書き始めると、無意識下で夢の中でも「つじつま合わせ」を行うようになるのです。例えば外国に旅行に行く夢でも、いきなり現地にいるのではなく旅行の下りの後に外国に降り立つような夢です。

夢日記をつけることによって、夢がだんだんと現実に近づいていくのです。専門家に言わせると、これこそが夢日記をつけるうえで最も危険な悪影響だと言います。現実味を帯びることによって、「夢」と「現実の記憶」の区別がつかなくなることが危険なのです。

 

知らなくてもいい「自分の深層心理」を知ってしまう

夢日記をつける目的は「自分を知ること」だと上述しました。しかし知らなくてもいい「自分」も多く存在することを覚えていてください。

例えば人間の体をバラバラにするシーンをみて興奮する性質が、自分の潜在意識下にあったとします。たいていの人間はその自己の本質に気付かずに一生を終えます。しかし夢日記をつけることで自分の危険な思考に気が付いてしまうのです。夢日記により表面化された自己の性質を嫌悪して、落ち込むことが多くなります。

自分の負の部分を掘り下げる危険を感じたときは、即刻夢日記を中止してください。知らなくていいこともあるのです。

 

夢を意識しすぎてうつ状態になる

夢日記は自分の性質を暴露して、自分自身の目に焼き付けます。

しかし人間の性質はいいものばかりではないですよね。人間とは、負の部分も正の部分と同様に持ち合わせているものです。夢日記によって浮き彫りになった自分の負の性質を直視できず、思い悩む人も出てくるのです。

そうまでして、夢日記をつける必要は全くありませんよね。夢日記をつけることによって鬱っぽくなってしまうくらいなら、即刻夢日記を中止して明るく毎日を過ごすべきです。

 

夢の記憶を現実と混同してしまう

夢日記をつけつづけることによって、普段なら忘れてしまう夢を鮮明に覚えていられるようになっていきます。夢は願望の現れでもあるため、好きな人に嬉しいことを言われる夢や、一緒にデートに行く夢を鮮明にリアリティにみて、それを現実と混同するケースもあります。

また、願望でなくともリアリティ溢れる現実に存在するカフェで友人とおしゃべりする夢を、現実だと思い込んで現実で披露してしまうこともあります。こうなると、夢と現実の区別がつかなくなり、人としてかなり危険だと言えますよね。そうなる前に夢日記をつけることをやめましょう。

 

さて、夢日記を書き続けることによってでてくる悪影響と、その対処法について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

知れば知るほど夢日記は危険な代物だと痛感していただけるでしょう。人間の深層心理は、たとえ自己のものであっても簡単に足を突っ込んでいい領域ではないのです。

また、夢がいかにナイーブに扱うべきものかを学んでいただけたなら、出来れば夢日記を書く頻度を減らしてください。毎日書き続けることによって、どんどん性格が内向的になるという危険が伴うからです。

夢日記を書くことで、夢占いの際に鮮明に診断ができるというメリットがあります。そのささやかな喜びで満足し、くれぐれも夢を追求しすぎないよう気を付けてください。

 

まとめ

夢日記を書き続けると出てくる悪影響とその対処法とは?

・浅い眠りが多くなるため、夢日記をつける頻度を減らそう
・嫌な夢を記憶に焼き付けないよう、嫌な夢は日記に書かないようにしよう
・夢がリアリティを帯びてきたら日記を中止する
・「自分の深層心理」が垣間見えたらそこで日記をやめよう
・うつ状態になるほどに夢を意識しない
・夢の記憶を現実と混同しはじめたら日記をやめよう


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