【地震の夢】見たときに気をつけるべき7つの行動 

人は皆、毎日何かしらの夢を見ているといいます。しかし覚えているのはほんのわずか。殆どの夢があたかも何も見ていないかのように忘れ去られていく中、目覚めても覚えているものがインパクトを与えるような強烈な夢ですよね。

地震の夢もその中の一つ、夢でよかったとほっとする一方で何故こんな夢を見てしまったのか、何が原因なのか、それとも何かの予兆なのかと、一抹の怖れと不安を感じている方もいらっしゃることでしょう。

現在も多岐にわたる分野から研究され続けてもなお謎の多い夢ですが、世界の中でも有数の火山国であり阪神大震災、東日本大震災など莫大な被害をもたらした地震国である日本で暮らす私たちにとって地震の夢はたかが夢、とあなどれないものです。

そこで今回は、「地震」の夢を見たときに気をつけるべき行動を、大震災経験者の方の対処法も含めて、それぞれの分野による夢の定義・取り扱いから探っていきます。

 

【地震の夢】見たときに
気をつけるべき7つの行動 

 

現実の作用 ~身体の与える影響~

現実の動きが夢に入り込んできたことはありませんか?地震の夢のスタートは、良くありがちなのに忘れがち、あなたの身体からの影響です。

工事現場が近くにあり、家が微かに揺れていた、または音に触発された、つけっ放しのテレビで地震のニュースを放送していた、もしくは実際に小さな地震が起きていた。など、身体的な影響を夢が受けることは間々あります。

今回がその夢の場合、夢の意味は気にせず、ベッドがグラついていたらしっかりと固定して、安心して日常をお送り下さい。現実の影響は、割に色濃く夢に出ます。

 

科学 ~いまだ謎多き夢~

科学的に夢を定義します。これこれ・・・と言えれば大変に楽なのですが。夢は現在の科学でもまだまだ不明確な部分が多く、日夜研究が続けられています。未解明ながら大変に興味深い研究ですので、興味がある方はぜひ調べてみて下さい。

さて、科学的な分野で多い夢の出現理由は、「記憶の情報処理の副産物」です。人間の生物の特性として、起床時のデータを睡眠時に海馬と大脳皮質の間でやりとり、記憶の定着や不要なデータの削除、または予測システムの構築などの情報処理をします。

その時に出るノイズを夢としてみるので、脈絡のないストーリーとなったり、または情緒の影響を受けて不安な夢を見たりし、故に夢は単に夢であり、そこにそれ以上の意味はない。と言い切る科学者もいます。

その立場から見れば、地震の夢を見たところで、これまで見た記憶の副産物なので、気にする必要はない。ということになりますね。気をつけるべき行動はない。となります。ただ、科学の分野でも意見は様々ですので、あくまで見解の一つ。と捕らえてください。

 

地震の心的外傷 ~PTSD~

震災によって、トラウマ(心的外傷)を負った方は多く、更に深刻化したPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ方も多くおられると聞きます。

トラウマ、PTSD供に日常生活に支障をきたす心的外傷のことを指し、PTSDはトラウマが長期・深刻化したもので、どちらの診断基準にも「反復する夢」が出てきます。心的外傷は、心の傷だけではなく体調にも変化をきたします。

ご自身に思い当たる節があり、地震の悪夢を繰り返し見る場合は、現在ネット上でも診断基準を知ることが出来ますので、多く該当する場合速やかに医療機関を受診されてください。

 

心理療法の知恵 ~夢をただ話す~

19世紀の精神分析医・フロイトは「医者がなまじいろいろなことを教えたり言ったりするよりは、患者の言うことに耳を傾けて聞く方が神経症を治すのに効果がある」と述べたそうです。

そこから理論化されたロジャースの来談者中心療法の知恵を少しお借りしましょう。記憶に残る夢は、無意識の強いメッセージと考え、今回見た強く記憶に残る夢を「夢の感情も合わせて、余計な解釈を入れずにただ話すもしくは書き出す」作業をしてみましょう。

それにより、あなた自身の何らかの洞察が得られ、心が満足するかもしれません。*東山紘久著・「夢分析初歩」参照

 

心理療法の知恵2 ~ユングの流れ~

19世紀の精神科医・ユングによる心理療法を一言で言うことはもちろん出来ませんが、その知恵をほんの少し借り、行動を起こすことは出来ます。まず、今回の夢のストーリーを出来るだけ思い出し、そこからあなたのイメージを発展させます。

また、あなたは夢のシンボル、地震から何をイメージするのか。登場人物から何が思い当たるのか。そして、夢のシンボル「地震」の象徴的意味、「大きな変化」を加味して、現実のあなたの状況と照らし合わせて夢の意味を探ってみましょう。そうすることで、何か洞察を得られるはずです。

 

予知夢 ~未来からのメッセージ~

アメリカの臨床心理学者 デイヴッド・ライバックによれば、夢が現実となる超常夢を経験した人は12人に1人、8,8%にも上ると言います。

彼は書籍の中で、「超常夢は繰り返し見ることが多い」と言い、通常の夢のようにデタラメなストーリーではなく、まるで現実に起きたかのように細部まではっきりとし、起きた後現実と夢との区別がつきにくい、という特徴があるようです。

予知夢を見ることで危険を逃れた人もいるとのこと。もしもあなたが上記の特徴を備えた地震の夢を見た場合、気をつけるべき行動とは地震対策かも知れません。

 

夢占い ~一般的な夢占い~

ここでは一般的な夢占いを取り上げ、気をつけるべき行動を考えましょう。夢占いで「地震」が意味するものは、良くも悪くも「大きな変化」です。これまでの考え方が大きく崩れるような何か、あなたの家庭や地位が大きく揺らぐような何かを暗示しているかも知れません。

でも安心してください。無意識の世界で起きていることは何度でもやり直しが効きます。「地震の夢」が暗示する変化をよりよいものにする為に、あなたの心と行動により注意深く、意識していましょう。

 

いかがでしたか。

心理療法の世界では、夢はあくまであなたの無意識からのメッセージなので恐れる必要はない、と言う一方で予知夢としての研究もずっと続けられています。このように現代の科学をもってしても正解を導き出せないのが夢です。

そしてそれが夢の奥深さであり魅力ともいえるでしょう。取るべき行動にも正解はありませんがただひとつ言えること、それは『あなたの夢の解釈はあなたが一番正しい』ということ。前向きに夢をとらえることをおすすめします。

 

まとめ

【地震の夢】見たときに気をつけるべき7つの行動 

・現実の作用 ~身体の与える影響~
・科学 ~いまだ謎多き夢~
・地震の心的外傷 ~PTSD~
・心理療法の知恵 ~夢をただ話す~
・心理療法の知恵2 ~ユングの流れ~
・予知夢 ~未来からのメッセージ~
・夢占い ~一般的な夢占い~


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