普段から寝言が少ない人が、急に寝言を言うようになったら、ちょっと心配になってしまいますよね。そんな急な寝言の原因は実は隠れたストレスにあるかもしれません。
精神的な疲れにより睡眠が浅かったり、夢を見るようになったりしたときには注意が必要。特に、寝言の原因は、突発的な問題から起こるストレスよりも日常的に積み重なったストレスによるものが多いのです。恒常的にストレスが溜まるような状況が続かないように問題解決に積極的に取り組むと共に、強いストレスを感じたときには即座に解消、発散できるような工夫がほしいところ。
寝言の原因となるストレスを、どんな寝言を言っているかというところから考え、それぞれの状況に応じた対処法を見つけましょう。もちろん、パートナーや家族が寝言をいっていて心配な人も必見です。では、寝言の原因からあなたが抱えるストレスを探る5つのポイントをお伝えします。
寝言の原因から
あなたが抱えるストレスを探る5つのポイント
現実の人間関係での寝言
聞いていてドキッとするのが、敬語の寝言です。家族や恋人が仕事をしている姿はなかなか見られないもの。そこへきて、いかにも仕事場で話しているような会話を聞いてしまうと、普段は知らない仕事での一面を見ているようで、聞いているほうはドキドキしますよね。
時には誰かに説明したり、弁解している内容があることも。「○○については〜です。」、「○○してません」など、敬語はオフィシャルな場で使うもの。やはり、そんな寝言の原因は仕事のことで頭が一杯になっているか、大きなプレッシャーがかかっているサインになります。
仕事の状況には波があるものなので、一時的なものなら心配ありませんが、日常的にこのような寝言を言っているようなら、職場でのストレスに関して誰かに相談することが必要です。
自分を追い詰める言葉が出る寝言
眠っている時は無意識なので、心理状態がそのまま寝言の原因として出ていると考えて良いでしょう。特に、自分自身に対して責める気持ちがあると寝言に出やすいもの。他人よりも、自分を責める気持ちのほうが実は何倍も大きいのです。
「○○しなきゃ」、「○○までに〜」など、追い詰められているような寝言の原因は、自分自身の能力を責めてしまっている証拠。そんなプレッシャーは、なおさら本人を苦しめるだけで、寝言にまで出てしまう状態ではのびのび動くことができず、悪い方向にいきがちです。
プレッシャーを感じていることに気がついたら、自分自身の手綱を少し緩めてあげてください。選択肢が増えたところで、もうひと頑張りです。
唸り声や叫び声の寝言
叫び声、唸り声の寝言の原因は慎重に考える必要があります。なぜなら、過去のトラウマになっている出来事が寝言の原因として存在している可能性があるからです。命に関わるような出来事、精神的な強いショックでPTSDになる場合、悲鳴や唸り声として寝言となります。
自分では意識していなくても、身近な人の死や裏切り、失敗や分離感など、実は心が傷ついている出来事があるかもしれません。心の奥深くの出来事は、自分自身で解決するのが難しいもの。そんな寝言が数回続くようであれば、一度、専門家への相談を考えてよいかもしれません。
囚われているキーワードがでる寝言
寝言の内容というのは、個人個人の生活スタイルや性格などにより多様なものですが、そんな寝言の原因から考えて、ストレスの原因を探っていくためにはキーワードになっている言葉をさがしましょう。
たとえば、お金に関する寝言、時間に関する寝言や、感情や行動など。頻発するキーワードから自分の囚われているものがある程度分かるでしょう。こだわりが強くなりすぎていたり、抱え込んでしまっているものがあるならば、自分の考えを整理してみるとよいでしょう。
肉体的なストレスからくる寝言
ストレスといっても、精神的なストレスだけでなく、肉体的なストレスもありますよね。寝言の原因としては身体の不調も十分考えられること。身体のどこかの調子が悪く、症状として寝言の原因となっているかもしれません。
寝言になって現れる身体の不調で、よく言われているものが無呼吸症候群、脳腫瘍や、パーキンソン病、ナルコレプシーなど。見逃していたり悪化すると命に関わる場合もあります。パートナーや家族の寝言が気になったら、状況によっては診察を進めることも必要です。
以上のように、寝言の原因は精神的、肉体的なストレスから起こっている場合が考えられます。寝言というのは自分が寝ているときには全く覚えていないものですが、他の誰かが聞くと、ビックリするのと同時に、寝ているときまで現実世界のことが気にかかっているのかととても心配になるものです。
最近では寝言を録音してくれるアプリなどあるので、以前誰かに「寝言いってたよ。」など言われて心配な人は試してみるのも良いでしょう。意外に面白い寝言が聞けて楽しみになるかもしれません。
とはいえ、寝ているときというのは素直な気持ちが現れるものですから、自分のストレスになっている部分はしっかり受け止めて、ストレスに対して強くなるためにも何かしらの改善や対処をとっておきましょう。
まとめ
寝言の原因からストレスを探るには
・敬語や仕事の寝言は、職場での人間関係にストレスの可能性
・自分を追い詰める寝言なら、自分への手綱を緩めよう
・唸り声や叫び声は、過去のトラウマに原因
・キーワードがでる寝言なら、考えを整理しよう
・肉体的なストレスの寝言の場合は、病院で診察を受けよう