落ち込んだ時、心を強く保つ為の術

落ち込んだ時、心を強く保つ為の術
落ち込んだ時の立ち直り方というのは人それぞれ。もちろん、落ち込んだ理由にもよりますが、立ち直りの早い人、遅い人というのは存在しますよね。

元々の性格にもよっても異なりますが、同じ仕事での失敗や、失恋などでも、翌週になるとスッキリした顔でいつもどおりに過ごしている人を見かけると、一体どんな対処法をしているのか気になるものです。

それでは、具体的に落ち込んだ時、どんな方法をとって心を強く保ち、翌日からの人生をイキイキと過ごせるのか、立ち直り上手な人達の考え方を少し覗いてみましょう。

どんな人にだって辛い事は辛いもの。ただ「あの人たちとは人種が違う」の一言で片付けずに自分より強い者たちを手本として、自分自身もより良い方向へ引きあがっていきましょう。一つ一つ乗り越えれば強く動じない自分になれます。では、落ち込んだ時に心を強く保つ方法をお伝えします。

 

落ち込んだ時、
心を強く保つ為の術

 

物事をすべて良い悪いで考えないようにしましょう

落ち込んだ時、人はついつい「何が悪かったのだろう」と間違い探しに走りがちです。しかし、そんな考え方は理想どおりに出来ていない今の自分を否定しなければならないということになります。

これは落ち込みに拍車をかけ、自分から抜け出せなくしようとしているようなもの。まずはその考え方から抜けなくてはいけません。自分の気持ちの行き先を修正するのは、最初はかなり苦労は必要ですが、抜けた先には必ず強い自分に出会えます。

悪いところを探すクセを直ちに止めて、自分の認める「良い事」を増やしていく活動をしていきましょう。

 

自分は嫌われていないことを理解しましょう

孤独はおそろしいものですよね。孤独だと感じてさえいなければ、落ち込んだ時、すぐに立ち直れるものなのです。

実際に本当に孤独なのかどうかは別として、「孤独だな」という感情をもってしまうこと自体が人の心に悪影響を与えてしまうため、味方がいない、理解してくれる人、助けてくれる人がいないというのは非常に辛く感じます。

ただ、孤独に心が乗っ取られて、心が固くなってしまうほど、より孤独感を感じ易くなるのです。孤独に負けず人に何かを与え続けていると返ってくる反応で落ち込みも少なくなります。

孤独だと感じすぎないためには、自分が嫌われていない可能性を見出し、その理由を探していきましょう。「忙しかったから邪険な態度をとった」「相手も過去に人間関係で嫌な思いをしたのかもしれない。」「余裕があれば味方になってくれるのではないか。」などなど、そう考えると、相手にしてあげることが嫌でなくなります。

 

いっそのこと、「偏見まるだし」にしてみましょう

落ち込んだ時の気分は、他人を責めたくなる一方で、強く自分のことを否定してしまいますよね。そして嫌な感情を持っている自分をより嫌いになり、また落ち込む、という構図になります。

もうここは、いっそのこと偏見を持ってでも嫌な気持ちを感じ切るくらいのことが必要です。できるだけ大きな範囲で偏見をもって感じてみることで、自分がネガティブな感情を持つことを許すということになるでしょう。

大きな範囲での偏見であれば(たとえば異性が嫌、背が高い人が嫌など)その考えが改めさせられるのは時間の問題。全員が嫌な奴なワケがなく、たまたまそういう人と出会ったのだと理解できるでしょう。

キレイ事だけの自分で済ましてしまわないようにネガティブな自分を受け入れることで人は強くなれます。

 

立ち直るための仲間は選別しましょう

落ち込んだ時、人は一人ではなかなか立ち直れません。共感してくれる人というのは落ち込んだ時は特に強い味方となってくれるもの。

ただ、ここでの人間関係はよく吟味・選別する必要があります。愚痴を聞いてくれるタイプというのは、自分も愚痴が多いもの。それが愚痴で済むようなら良いですが、ネガティブな感情を持ち、ダークサイドに誘うようなタイプもいることを忘れずに。

愚痴が大好きな人たちの中には、ストレスでいっぱい、妬みでいっぱいな人たちが群れて特定の人の評判を落としたり、足を引っ張るような考え方を植えつけたりもします。落ち込んだ時は、だからといって安易に人間関係に甘んじず、ネガティブな人たちからはは距離をおきましょう。

それとは反対に、頑張っている人は他人を応援できます。普段は苦手でも、落ち込んだ時こそ、頑張っている人とコミュニケーションをとりましょう

 

前向きな考えにシフトする一歩を踏み出しましょう

自分の性格の悪い部分が増幅されてしまうのが落ち込んだ時ですよね。悪いことがあったからと、相手のせいにしたり、自分の利益を守る為のズルい行為に走らないように注意しなければいけません。

心を強く保てるかどうかは、後ろ向きな言い訳や逃げの姿勢でなく、対面している問題にどれだけ前向きなアプローチができるか、という部分にかかってきます。

最初は、「こんな惨めな思いをしているのにいったい何のために頑張るのか、頑張ってなんとかなるものなの?」と、しんどさの方が勝ります。ですが、堂々と努力していると、次第に人は前向きになれるもの。頑張っている分、元気が出て自分のことが好きになります。

不安が募り行動に移せない苦しさを伴うことは覚悟して、とにかく第一歩を踏み出して強い自分に近づいてみましょう。

 

人生は思い通りにいくことは少ないですよね。さすがに、若い時は周囲と同じように生きているつもりでも、年を重ねてくると、その人その人で様々な問題を抱えるもの。ラッキーできてしまう人もいれば、しなくてもよさそうな苦労がのしかかることだってあります。

ですが、悪いことがあったからといって、いつまでも落ち込んだ時の気持ちを引きずってもいられません。遭遇する事象にもよりますが、完全に立ち直らなくとも、やはり人間は前向きに幸せな人生を生きて良いのです。

「前向き」というのは決して美しいだけの意味ではありません。清く正しいワケでもなく、等身大の自分にとって、より良い方向に進むための考え方です。これだけいろいろと起こってしまう人生に清さや正しさを求めてしまうというのは、ある意味、ナンセンスでもあるのです。

理想や完璧を求めるのではなく、小さな幸せから考える事を始めましょう。

 

まとめ

落ち込んだ時、心を強く保つには

・物事をすべて良い悪いで考えない
・自分は嫌われていないことを理解する
・「偏見まるだし」にしてみる
・立ち直るための仲間は選別する
・前向きな考えにする一歩を踏み出す


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