【世界の七不思議 】未だ解明されていない謎の建造物は?

【世界の七不思議 】未だ解明されていない謎の建造物は?
今日は世界の七不思議についてお伝えします。世界には、探せばまだまだ不思議な話がたくさんあります。

その中のひとつ、世界の七不思議と呼ばれる謎の建造物があります。そう呼ばれるようになったのは、古代ギリシャ、古代ローマ時代や目まぐるしく歴史が移り変わったある時代に建てられたものだと記録されています。

また、それらの建造物が世界中に知られるきっかけになったのは、紀元前二世紀「世界の7つの景観」という本に書かれた巨大な建物という話からです。その後、その話にオカルトブームが重なり、さらに霊的な不思議な話までがくっついて、世界の七不思議として誕生し伝わったものだといわれています。

では、ここではそんな世界の七不思議といわれる巨大な建造物と、その謎をお伝えします。

 

【世界の七不思議 】
未だ解明されていない謎の建造物は?

 

中国 万里の長城

世界遺産に認定されている世界の七不思議のひとつ万里の長城は、どこまでも果てしなく空までも届きそうに感じるほど長く巨大なことで有名です。その長さは全長2万1000Km。世界で唯一、人工衛星に写る世界遺産です。

しかし、今ではその長さの三分の一が自然の劣化や人的ないたずらで消失してしまったといいます。それは保護する体制があまり整っていないことなどが原因ですが、やはりいたずら書きなどはしないなど個々のモラルの問題なのでしょう。

 

イタリア コロッセオ

コロッセオは、ローマ帝政時期の時代に作られた、ローマを代表する闘牛場で世界遺産としてもあまりにも有名です。楕円の形のこの競技場は、長径は188m短径156m。そして、その収容人数45000人もの数字から、世界の七不思議に選ばれるほどの巨大さかがわかります。

コロッセオは現在欠けていることで有名ですが、なぜかけているのでしょうか。それは教会や貴族が館を作るために、コロッセオに使われている大理石を切り崩して使っていたからです。当時国民は、コロッセオをただの石の供給場くらいにしか考えていませんでした。

この建造物に対して何の価値も感じていなかったことがよくわかりますが、今でも何かに利用できるかもしれないと思う心理から、崩れないように修復しては保存しているのです。

 

インド タージマハル

タージマハルは、観光客が必ず訪れる有名な世界遺産観光地です。タージマハルは、第五代皇帝シャージャハーンが亡くなった愛妃ムムタールマハルのために作った墓標です。皇帝は妃の愛情が強く、建設には総大理石を使用するなど贅沢の限りを尽くしました。

立派に作ることで妃への愛情を示したつもりでしたが、国民からは無駄遣いだといわれ皇帝の信頼感は薄れていきます。そして後に、息子に幽閉されてしまうという残念な結末を迎えます。タージマハルは建設期間に22年間もかけていますから、その間国民は貧しい生活を強いられていたのかもしれません。

 

ヨルダン ペトラ

ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ遺跡は、19世紀スイス人の学者に発見されました。この遺跡を作ったのは、ナパタイ人といわれていますが、このナパタイ人についての詳しいことはいまだわかっていません。世界の七不思議らしいエピソードですね。ぺトラは死海とアパカ湾の間の渓谷に位置しています。

ギリシャ語で岩を意味するペトラは、映画インディージョーンズの撮影が行われたことでも有名。映画効果もあり観光地として世界中からたくさんの人が訪れています。そんな広大なぺトラは、一日散策しても全体の1%ほどしか見れません。

しかも入場料が日本円で5000円から6000円と高額なことでも知られていることから、数日間の旅行期間で全部を見るのはなかなか難しいでしょう。

 

ペルー マチュピチュ

世界の七不思議な建造物のなかで特に謎が深いのは、15世紀インカ帝国の遺跡マチュピチュです。アンデス山麓の尾根にある天空都市。マチュピチュの名前は、初めて発見したアメリカ人がこの建物の名前はと地元民に尋ねたところ、近くの山の名前と勘違いして教えたという説があります。

本来は別の名前があるのでしょうが、間違った名前が浸透して現在に至っています。マチュピチュは、なぜ天空都市といわれるような場所に建築されたか。なぜもっと便利のいい場所に作らなかったのか、高い場所じゃなきゃいけなかったのかなど現代でもあまり解明されていません。

 

メキシコ チチェンイッツァ

メキシコのマヤ文明の遺跡チチェンイッツァは、マヤの最高神ククルカンを祀っているピラミッド。チチェンとは井戸のほとり、イッツァとは水の魔術師という意味です。チチェンイッツァの階段の数は、マヤの暦を表す数でできていることから「暦のピラミッド」とも呼ばれています。

ピラミッドの一面には91段、4面で364段、一番上の段を足して365段と一年の日数と同じことから、当時の天文学の水準の高さがわかります。この辺も世界の七不思議といわれる所以でしょう。あまり知られていないようですが、チチェンイッツァは夜の観光がオススメ。ライトアップされてとても綺麗です。

 

ブラジル コルコバードのキリスト像

リオデジャネイロにある標高710メートルのコルコバードの丘にあるキリスト像は、1931年ブラジル独立100周年記念の像。製作は、9年もの日数をかけて作られたもので、その高さは30メートル、両手を広げた長さは28メートルと下から見るととても圧巻です。ではこんな高い場所にどうやってこんな大きなものを作ったのでしょう。

正解は、フランスで石膏で作ったものを、輪切りにしてブラジルに運び現地で組み立てたそうです。世界の七不思議として2007年に認定されたコルコバードのキリスト像は、多数の投票数を獲得しましたがその背景には、国民とメディアの協力があったそうです。まさに国民が団結して勝ち取った栄誉なのです。

 

世界の七不思議謎の建造物の数々、いかがでしたでしょうか。

この世界の七不思議の建造物に認定されている建物は、世界でも有名なものばかりなので、どれも一度は耳にしたことがあったことでしょう。そして、誰もがどこかで一度くらいは目にしたことがある景色だったかもしれません。

しかし、その建造物ができた理由や歴史はまだまだ未知の世界です。漠然と知っているだけの人が多いのかもしれません。どんなものにも歴史や文化があるものです。

もしも訪れる機会があるなら、その建造物の歴史や成り立ちを知った上で改めて見ると、当時の人々の生活の工夫などを知ることができ、雑誌やネットで見たおなじみの景色とはまた違った景色が見えるかもしれませんね。

 

まとめ

【世界の七不思議 】未だ解明されていない謎の建造物は?

・中国 万里の長城
・イタリア コロッセオ
・インド タージマハル
・ヨルダン ぺトラ
・ペルー マチュピチュ
・メキシコ チチェンイッツァ
・ブラジル コルコバードのキリスト像


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