夢日記という言葉を耳にしたことはありますか。夢日記とは将来の夢や希望を記すものではなく、あなたが眠っている間にみた夢の内容を記すものを意味します。
夢というのは現実世界ではあり得ない内容のものから、夢と現実の区別が難しいリアルなものまで様々ですね。その夢を夢日記として毎日書き記すことにより潜在意識が活性化したり、日常生活に様々なメリットをもたらすとされているのです。毎日みる夢を書き記すだけで現在の生活にプラスの変化を与えることができるなら素敵なことですよね。
今日は夢日記を書くことによるメリットについてお伝えします。夢日記を書くメリットを知れば、今日からあなたもさっそくノートを枕元に準備して眠りたくなりますよ。
夢日記で潜在意識を活性化!
書くことの4つのメリット
夢日記で自分のみた夢を分析することで自分の心の状態を知ることが出来る
夢はみる人の不安や願望のあらわれでもあるとされています。例えば、試験の前の日に問題が全く解けずに白紙で提出するというような考えただけでも恐ろしい夢をみることがあります。これは、その人が試験に合格できるかあまりにも不安なために、夢が失敗した時を疑似体験させて心に耐性をつくらせているともいわれています。このように、夢はあなたを取り巻く現実世界の状況を教えてくれたりするのです。
夢日記を書くことにより、今自分はどんな気持ちでいるのか、不安が大きいのか、ストレスが溜まっているのかなど分析できるようになり、繊細な心の動きに上手に対処していけるようになるのです。
明晰夢をみることが出来るようになり夢をコントロールできるようになる
明晰夢とは寝ている間にみる夢のうち、自分でこれは夢だと自覚しながらみる夢のことを意味します。明晰夢をみる人の中には自分で夢の展開をコントロールできるという人もいます。
明晰夢をみるためには夢を記録するという夢日記を書くことが最も効果的とされています。夢日記を書くことにより、夢をみるということを意識しやすくなるためです。また、夢日記を書くことにより明晰夢をみるために重要なポイントである夢を記憶するということも訓練できるようになります。
夢により自分の願望や不安を理解することにより潜在意識が活性化することもある
夢日記を続けることにより自分の深層心理の理解が進むと潜在意識が活性化することがあります。潜在意識が活性化すると、例えば、自分が今抱えている問題にどういう答えを出すのが良いのかという心の葛藤に対して夢が解決のヒントをくれたりするようになります。
この状態になるためには明晰夢を見られるようになり、ある程度自分でみる夢をコントロールできるようになってからですので、夢日記を続けて訓練することが必要です。
夢日記をつけることにより速読の技術がつくようになる
寝ている間にみた夢を起きてから書き留める行為は速読と同じような効果があります。
誰にでも寝ている間に、この夢、面白いな起きたら誰かに話そうと思っていたのに、いざ話そうとするとどんな夢だったか忘れてしまったなんて経験があるのではないでしょうか。寝ている間にみた夢はいわば映像です。それを起きてから忘れないように思い出しながら文章にまとめる行為は簡単なようでなかなか難しい行為なのです。
夢日記を始めたばかりの頃は書こうと思っても忘れてしまって書けないことも多いかもしれません。最初は文章にならなくても、断片的な単語だけでも構いません。例えば夢の舞台が学校であったなら「学校」、試験の夢をみたのなら「試験」とだけでも書いておけば、少しずつ夢日記を書くことに慣れていき、文章で記せる日がくるので焦らないようにしましょう。
以上、夢日記を書くことによるメリットについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。夢日記を書くことにより潜在意識が活性化し、自分の悩みに夢で解決の糸口をもらえたら素敵なことですよね。
しかし、夢日記を続けることには注意点があります。それは、明晰夢をみることに固執しないことです。眠りには眠りの深いノンレム睡眠と、眠りの浅いレム睡眠の繰り返しとされています。そして夢は眠りが浅いレム睡眠のときにみるとされています。
ノンレム睡眠のときに体と頭が休憩するとされていますので、明晰夢をみることに固執してしまうと眠りが浅くなり疲れが取れなくなることもあるのです。明晰夢をみることや潜在意識の活性化に固執するのではなく、まずは自分の心の状態を理解しようという程度に気楽な気持ちで始めることが意外と大事だったりするのです。無理をせず、少しずつ夢日記を付けていきましょう。
まとめ
夢日記で潜在意識を活性化!書くことの4つのメリット
・夢日記で自分のみた夢を分析することで自分の心の状態を知ることが出来ます
・明晰夢をみることが出来るようになり夢をコントロールできるようになります
・夢により自分の願望や不安を理解することにより潜在意識が活性化が期待できます
・夢日記をつけることにより速読の技術が身につきます