「夢日記」という言葉を聞いたことはありますよね。「夢日記」とは、言葉の通り見た夢を日記に書くことです。ところが「夢日記」を書き続けると実は危険です、、、なんて言われていたりするのです。
夢は全ての人が毎日見ているものですが、覚えている人はそう多くありません。結果、夢をよく見る人、見ない人と区別されることがあります。そして、夢をよく見る人の中には「夢日記」を書いている人もいらっしゃるのですが、それはちょっと危ない行為かもしれません。
ではなぜ夢の内容をただ日記に書いているだけでどうして危険なのか不思議ですよね。現実的な夢、非現実的な夢など夢の内容にも様々なものがありますが、日記をつけることによって、どんな影響があるのでしょうか。そこで今回は、「夢日記」を書き続けると危険と言われている5つの理由についてお伝えします。
夢日記を書き続けると危険!
と言われる4つの理由
夢日記をつけることで夢を頻発に見るようになる
夢日記をつけていると、当然ながら夢を見たいと思ったり、夢を見ることを意識してしまいます。そうすると人間は不思議なもので、今まで以上に夢を見るようになるのです。
「夢を毎日覚えていることは何も悪いことではないのでは?」と思うかもしれませんが、夢は静止画ではありません。夢にはストーリーがあります。そして、そのストーリーの中に自分がいます。
つまり、現実世界で生きていて仕事や食事をするように、夢の中でも生活、行動をしています。夢の中でも感情の起伏や何かを考えたりしており、これはとても脳に負担がかかる行為なのです。
楽しい夢ばかりならまだしも、悪夢の場合は起きたとき、非常に疲労感が出ます。夢日記を書きたいから夢を見たいと思ってしまうため、夢日記を書くことはオススメしません。
夢の内容を鮮明に覚えてしまう
夢を見る方は当然起きた瞬間や少しの間は夢の内容を覚えています。しかし、昨日見た夢の内容を覚えているか聞かれていると多くの方が忘れた、覚えていないと答えるはずです。夢はあくまで夢で、さほど重要ではないため、忘れてしまうことは当然なのです。
しかし、夢日記を書く際に文字にすることで夢が鮮明になり、記憶に残りやすくなってしまいます。また、夢日記を見直すことで、見た夢が記憶に定着してしまいます。
夢は何もいい内容、楽しい内容ばかりではありません。ときには恐ろしく、飛び起きてしまうほど嫌な夢もあります。見た瞬間は怖いですが、忘れていくことで恐怖を取り除くことができます。
しかし、夢日記を書くことで夢の内容を鮮明に覚えてしまうのです。忘れた方がいい夢も記憶に残っていくため、夢日記を書くことで嫌な思いを抱えていかなければいけなくなります。そのため、夢日記を書くことは危険であると言われています。
現実と夢の区別がつきづらくなっていく
先ほど書きましたが、夢日記を書くことによって夢の内容が記憶に鮮明に残ります。これは嫌な記憶を抱えてしまうという危険とともにもうひとつ危険なことがあります。
それは、現実と夢の区別がつかなくなるということです。
「現実と夢の区別がつかないはずがない。今が現実か夢かわかっている」と感じるかもしれませんが、そういう意味ではありません。今が現実か夢かではなく、夢で見た内容が現実で起きたことなのか、夢で起きたことなのか区別がつかなくなるということです。
夢日記を書き続けていた方々に夢日記をやめた理由を聞くと、ほとんどの方が「現実と夢の区別がつかず、他の人との会話に支障が出るから」と答えます。
それほど、夢日記を書くと現実と夢の区別がつきにくくなってしまうのです。夢日記が危険だと言われている一番の理由はここにあります。
明晰夢を見ることで現実が受け入れなくなってしまう
明晰夢は自分で夢を夢であると自覚して見ている夢のことです。少し練習、意識すると自分で見たい夢を見たり、夢の中で行動することができるようになります。それだけ聞くと何も危険ではなさそうですよね。
しかし、自分で見たい夢を見られて自分の思い通りの行動をできると当然ながら、その夢は自分にとってとても居心地がいいものになります。ほしいものを手に入れることも好きな人と結ばれることも可能なのです。
しかし、それはあくまでも夢であり現実ではありません。夢と割り切って楽しめればいいのですが、現実とのギャップが大きければ大きいほど現実を受け入れることができなくなってしまうのです。
夢日記を書き続けるとこに明晰夢を見やすくなる、見ることができるようになりやすいと言われています。そのため、夢日記を書き続けることによって明晰夢を見るようになり、現実を受け入れられなくなる可能性があるのです。その理由から夢日記を書き続けることは危険です。
さて、夢をただ日記に書くだけで、ただそれだけと思われがちな夢日記ですが、実は夢日記を書き続けることで起こる危険なことはいくつもあります。
そしてその危険なことも疲れる、質の低い睡眠になってしまうという比較的軽いものから、現実と夢の区別がつかなくなるという重たく、実生活に影響はあるものがあります。
よく夢を見る方は現実的な夢や非現実的な夢が面白く、せっかくよく見るから夢日記をつけたいと思うでしょう。その気持ちはとてもよくわかります。
しかし、夢日記を書き続けることで起こる危険なことを知っている方はそう多くありません。知らない間に現実と夢の区別がつかなくなったり、嫌な記憶が増えていくということがないよう、夢日記の危険性についてしっかりと知っていただきたいです。今回の記事を読んで夢日記を書き続けることで起きる危険について理解していただければ幸いです。
まとめ
夢日記を書き続けると危険!と言われるのは
・毎日見ることで疲労がとれない
・夢を鮮明にすることで嫌な記憶を抱えてしまう
・現実と夢の区別がつかず、他人との会話に支障が出る
・明晰夢と現実とのギャップを受け入れなくなるからである。