伊勢神宮の参拝時間はどのくらい?守るべき順路とルール


一生に一度は参拝したいと、日本人ならだれでも願う伊勢神宮。三重県の中部に位置し、古くから日本の皇室の祖先を祭った神宮として親しまれています。旅行先として伊勢神宮を選ぶ人も多く、日本の観光名所としても有名です。

しかし最近では、観光名所としての「伊勢神宮」の名が先走り、正しい参拝時間や参拝ルールを知らずに行く人が増えています。そこで今回、伊勢神宮の参拝時間と正しい参拝ルートをお伝えしていきます。

伊勢神宮の大体の参拝時間がわかれば、旅行の計画も立てやすくなるでしょう。また、伊勢神宮参拝の際には、守るべきルールや熟練者からのアドバイスがいくつかありますので、合わせて解説していきますので、参考にしてください。

 

伊勢神宮の参拝時間はどのくらい?
守るべき順路とルール

 

伊勢市の駅から外宮へ

伊勢神宮の参拝時間の前に行く際の平均的な所要時間をお伝えします。伊勢神宮に行くには、近畿鉄道(略して近鉄)の伊勢市駅までは電車で行く必要があります。名古屋から特急で、約1時間20分ほどで到着します。

伊勢神宮には外宮と内宮の二つがあるのですが、伊勢市駅に着いたら、まずは徒歩で外宮に向かいましょう。外宮は豊受大神宮と言い、伊勢市駅から徒歩10分ほどで到着します。

豊受大神宮はお米をはじめ、衣食住の恵みを与えてくれる産業の神様を祀っています。伊勢神宮の参拝経路としては、内宮よりも先に外宮に行く人が圧倒的に多いです。

 

外宮の入り口からのルートで伊勢神宮参拝時間は約30分

外宮の入り口から参拝するまでのルートは、「必ずこうしなければいけない!」というものはありません。観光できている方などは、気ままに歴史ある外宮を散策したいと、自由気ままに歩き回るでしょう。しかし参拝目的の方は、やはりご利益のあるルートで回ることをお勧めします。

まずは入口の表参道火除橋から入ります。するとすぐに左手に手水舎があるので、作法に従った手順で両手と口を清めましょう。そのまま少し歩いて進むと、第一の鳥居があるので、お辞儀をしてから鳥居をくぐりましょう。そのまましばらく前進すると、正宮があるので参拝しましょう。

その後、来た道をずっと戻ると、右に曲がる道があります。右に曲がってしばらく行くと、左手に階段があり、その先に多賀宮があるので参拝しましょう。それから多賀宮へ向かう階段手前にある土宮風宮があるので、順に参拝しましょう。

そして帰りは北御門表参道の方へと出るのです。以上が外宮のお勧めの参拝ルートです。ゆっくり歩いて伊勢神宮所要参拝時間は約30分ほどでしょう。

 

外宮から内宮へのバスを利用

外宮の参拝が終わったら、次はいよいよ内宮です。伊勢神宮の外宮から内宮までのシャトルバスがあり、所要時間は約20分ほどです。

内宮は、天照大御神を祀っている、伊勢神宮の総本山です。そのため、まずは外宮を参拝してから、総本山の内宮へ向かう参拝ルートが正しい順序です。シャトルバスの時間待ちが嫌な人は、タクシーを使うといいでしょう。

 

内宮の入り口か正宮までのルートで伊勢神宮参拝時間は約40分

一礼してから入口の鳥居をくぐり、宇治橋を渡りましょう。宇治橋を渡った後、砂利道をひたすら真っ直ぐ進みます。伊勢神宮のこの砂利道を不要に荒らさないよう、女性の方はヒールの靴などを避けましょう。

しばらく歩いて橋を渡ると、右手に手水舎があるので、ここで両手と口を清めましょう。その後すぐに鳥居があるため、一礼してくぐりましょう。鳥居をくぐってしばらく進むと右手に五十鈴川があり、その後右手に通り抜けられる道があります。

そこを進むと瀧祭神があるので、そこで「これから参拝します。」と報告をしましょう。そして元の本道をずっといくと、石の階段があります。そこが天照大御神を祀っている正宮です。このルートでの伊勢神宮参拝時間は約40分です。

 

正宮から子安神社までのルート

正宮を参拝したら、左手の帰り道から帰りましょう。帰路をまっすぐ進むと階段があり、降りた先に荒祭宮があるので、参拝しましょう。荒祭宮は正宮の次に尊い神様が祀られています。

そのまま道なりに行き、右手にある神楽殿を一旦通過して、左手に入る小道を進みます。すると橋があり、その先に風日祈宮があるので参拝しましょう。その後神楽殿に戻り、建物を右に曲がって帰路を進みます。

すると厩や池があり、少し行くと参集殿があります。更に道なりに進むと、最初にわたった宇治橋が左手に見え、右手に進める小道があります。そこを入っていくと子安神社があるので、参拝しましょう。

ここで内宮の参拝は終了します。お疲れ様でした。ちなみに神楽殿ではお守りなどを買えるので、お土産などもここで買っていくといいでしょう。

 

伊勢神宮の前に猿田彦神社に参拝

伊勢神宮参拝の際には、近くにある猿田彦神社を参拝する人が多くいます。猿田彦神社は、「みちひらきの神」として、何か新しいことを始めるときなどにお参りするといいでしょう。

猿田彦神社は、外宮と内宮の間に位置するため、外宮から猿田彦神社に行き参拝し、その後徒歩で内宮に行き参拝するというルートが良いでしょう。

 

伊勢神宮のお勧め参拝ルートと、それにかかる所要参拝時間を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

外宮は比較的簡単なルートをたどればいいのですが、内宮はうっかりすると見落とすような小道を進まなくてはならず、道に迷う人も多くいます。地図を片手に迷わないように注意しながら、正しい参拝ルートをたどってください。

また、当然ですがお盆やお正月の伊勢神宮は、人であふれ返っています。参拝の手順などをあらかじめ頭に入れておかないと、後ろの人の迷惑となるでしょう。参拝は、二礼・二拍手・お祈り・一礼です。

また、混んでいる時期に参拝ルートを逆走したり、行列の邪魔になるような散策はやめましょう。伊勢神宮の参拝時間の目安を参考に正しい参拝手順を踏んで、ご利益のあるお伊勢参りができるといいですね。

 

まとめ

伊勢神宮の参拝時間と手順は?

・伊勢市駅から外宮まで徒歩10分
・外宮の所用参拝時間は約30分
・外宮から内宮へのバス所要時間が約20分
・内宮の所用参拝時間は約40分
・内宮の最後は子安神社を参拝
・伊勢神宮の前に猿田彦神社に参拝する人も多い


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