神社参拝するならば!行く前に知っておきたい服装マナー


神社参拝は、いまや観光地に出かけたときにその土地でみつけた神社に気軽に参拝するものになっていますね。しかし、本来神社とは神様を祀る伝統を重んじた神聖な場所です。本来は神社参拝に適した服装で参拝するのが好ましいのです。

神社参拝の本来の服装とは、簡単に言えば一般的に正装といわれるレベルの服装ですから、普段冠婚葬祭で着ているもので十分です。ですから神社参拝のためにあらためて買う必要もありません。

しかし、神社参拝に適した服装で参拝することは神様に敬意を表すという意味を考えれば、それなりの服装を選ぶのが礼儀だといえるでしょう。神聖な場所へ出向くなら、まずは服装をきちんとして気持ちも引き締め参拝したほうが願いが叶いそうな気がします。そしてなにより気持ちがいいものです。

では、神社参拝に行く前に知っておきたい服装のマナーについてお伝えします。

 

神社参拝するならば!
行く前に知っておきたい服装マナー

 

男性の服装

神社参拝には、男性の場合は基本的にスーツが良いでしょう。冠婚葬祭用のものが好ましいですが、普段着ているスーツでも色が紺や黒であれば十分です。ワイシャツは白系でネクタイもあまり派手な柄や色は避けましょう。

アクセサリー類はあまりつけないほうが良いのですが、結婚指輪や時計などは良いでしょう。ちなみに革製品は身に着けても構いません。足元の靴下も黒や紺が無難。靴も黒の革靴がベストです。

 

女性の服装

神社参拝には、女性の場合も基本的にスーツまたは、冠婚葬祭の服装が良いでしょう。間違えてはいけないのが、着物はすべて正装と思われがちですが、正装になるのは実は紋付だけなので注意してください。

その他、落ちついた色合いであれば、ワンピースでも大丈夫です。そのときスカート丈はあまり短すぎないものを選びましょう。アクセサリーはあまりつけないほうが良いですが、結婚指輪や時計などは良いでしょう。

革製品は身につけても構いません。靴はヒールのあまり高いものはいけません。色も落ち着いたものがベストです。

 

避けたい服装

神社参拝にジーンズはNGです。ジーンズは本来作業着として売り出されたものです。今はファッションのための服装ですが、伝統を重んじる神社などへの参拝にいくときにはなるべく避けたほうが望ましいでしょう。

流行のカモフラ柄のパンツなど流行を追った服装も好ましい服装ではありません。また露出が多めの服装、たとえばミニスカートやタンクトップ、キャミソールなどもやめたほうが無難でしょう。小物類にも注意しましょう。ビーズなどの光るものやラメなどが入っていないほうが良いです。

季節柄暑いからといって、サンダルやミュールなど引っ掛けて歩くことから音がするような履きものも避けましょう。

 

ペットと参拝したい

近年は、ペットも家族の一員としていろんな場所に連れて行けるようになってきました。しかし、神社参拝にはいかがなものでしょう。これには賛否両論があり悩むところです。しかし、最近の神社ではペット同伴でも参拝できるところもあるくらいです。

神社に事前に問い合わせて同伴できるなら連れて行ってもいいでしょう。しかし、神社がいいと言ってもペットを連れて行く場合は、ほかの参拝者の方々に迷惑がかからないように最低限のマナーを守ることが大切です。

 

お賽銭の金額っていくら

神社参拝でお賽銭を入れるときに、いくら入れるのがいいのでしょう。たくさん入れたほうが願いが叶うと思う方が多いのかも知れませんが、そもそもお賽銭とは願いを叶えてもらうために入れるものではないのです。

毎日幸せな生活を送れていることを神様に感謝して入れるものなのです。では、いったいいくら入れたらいいのかというと、自分の懐に無理がかからない金額であればよいということです。

また、5という数字がご縁に通じることから5円玉を入れるといいといわれています。

 

厳粛な場所であることを忘れない

服装を整えたなら、あとは神社は厳粛な場所ということを踏まえて穏やかな気持ちで参拝しましょう。そのとき、神様を敬う気持ちと日々の生活に感謝する気持ちを伝えるつもりで行うといいでしょう。

神社の敷地内に入るときには一礼を忘れずに、鳥居をくぐるときには真ん中ではなく脇を通りましょう。そのとき柱側に近い足から先に踏み出すのが正しい歩き方です。参拝する服装も大事ですが、やはり気持ちが一番大切。

普段の忙しい日常から離れ、神社参拝で穏やかな気持ちになることでまた初心にもどり新たな気持ちで暮らせるのです。

 

いかがでしたか、これが正しい神社参拝の服装マナーでした。気軽に参拝するのが悪いわけではありませんが、どうせ行くなら正しい服装をして厳かな気持ちで参拝したほうがご利益があるような気がしませんか?

そして、日々のあわただしい生活で荒れてしまう心が浄化され心機一転またがんばれる気がします。気持ちの問題だと思うかもしれませんが、物事は格好から入ると同じことをしてもまた違った気持ちで新鮮だったりもします。

参拝は、願い事を叶えてもらうためだけにするのではなく、日々静かに波風が立たずに生活できていることを感謝することも忘れてはいけません。その気持ちがまた、これからの日常を安心して送れるようになるきっかけになるでしょう。

 

まとめ

神社参拝するならば!行く前に知っておきたい服装マナー

・男性はスーツが無難
・女性は露出を少なめに
・避けたい服装はジーンズや露出多めのもの
・ペットと参拝したい時は事前に問い合わせを
・お賽銭の金額は無理のない範囲で
・厳粛な場所であることを忘れないで


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