学校でよく聞くフレーズがあります。それは「みんなと仲良くしましょう」というものです。しかし、それはとても難しく、どうしても嫌いな人もいますよね。これは仕方のないことです。子どもだろうとおとなだろうと苦手であったり、イケ好かない人はいるものです。嫌いな人がいないという人の方がごく稀でしょう。
しかし、嫌いな人がいることは仕方のないことだとしても、嫌いな人を虐めたり冷たい態度を取っていいという訳ではありません。嫌いな人がいても関わらなくてはいけない場面では、上手く付き合っていく必要があります。では、嫌いな人と仲良くしていったり、うまく付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は嫌いな人と学校で仲良くやっていくテクを解説いたします。どれも難しくなく、ストレスの感じにくいものをお伝えいたしますのでぜひ参考にしてください。
嫌いな人と
学校で仲良くやっていく4つのテク
相手のことを理解しましょう
嫌いな人のことをどうしてこちらが理解しなくてはいけないのかと思った方がいらっしゃるかもしれません。ここで言う相手のことを理解するということは、「相手の思考や行動を理解する（受け入れる）」ではありません。もっと単純で簡単です。それは「相手はこういう人なんだ」と理解するだけです。
嫌いな人と関わったとき、「どうしてあの人はああなんだ！」「信じられない！」とイライラすることはありませんか。それは自分と違う考え方や行動だからこそ感じるのです。相手を自分と同じ基準で考えるからイライラしてしまいます。
ですから、「あの人はああいう人で自分とは全く違う」ということを理解しましょう。そうすることで「自分とは違うんだからそういう考え方をするんだろう」「あの人はこういう人だからイライラしても無駄」となります。
嫌いな人と仲のいい人に近づいてみましょう
嫌いな人といきなり直接仲良くしたり、ほどよい関係を築くというのは難しいものですし、そもそもストレスがかかります。しかし、学校の行事や委員会で嫌いな人と関わらなきゃいけなくなることはあります。そういったときは、嫌いな人と仲のいい人を狙ってみましょう。
嫌いな人の友人を介することで、嫌いな人もあなたに対して悪意を見せることもないでしょうし、一対一だと難しい関係でも間に人が入ることでうまくいくまでいかないにしても、悪くはならない可能性がぐっと上がります。
どういう反応をするか事前に想像してみましょう
嫌いな人と関わりたくないというのが本音ですが、そうもいかないときや見ているだけでイライラする人がいたとします。そういう人とどううまくやっていくかと考えたとき、「相手がどういう反応をするか当ててみる」という遊びをしてみてはいかがでしょうか。
次は「こういうことを言うだろうな」や「次はこういう行動をするだろうな」と想像して当たるかどうかを自分の中で楽しむことで、嫌いな人と関わるときに感じるストレスを軽減できる可能性があります。
イライラする原因を考えてみましょう
「相手のことを理解しましょう」のところでも書きましたが、嫌いな人を見てイライラする原因は自分と違う考え方や行動をするからです。しかし、場合によってはもう一つ理由があります。それは「自分にも当てはまる部分がある」からです。
先は自分とは違う部分から感じるイライラでしたが、今回は自分と同じ部分からイライラというわけです。同族嫌悪という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。つまり、自分の嫌な部分を知らず知らずのうちに他人に見つけ、ついイライラしてしまい、嫌いになるということもあるのです。嫌いな人がいたら、少し落ち着いて相手のどこが嫌いなのか考えてみましょう。
そして、自分もそういった部分がないか振り返ってみましょう。もしかしたら自分の嫌な部分を見つけるチャンスかもしれません。そう考えれば嫌いな人を見てただイライラするだけではなく、反省材料として見ることができますよね。
いかがでしょうか。嫌いな人と付き合っていくことはストレスを感じ、大変です。関わらないということが一番ですが、学校という狭い環境のなかで全く関わらないで過ごすということは難しいでしょう。
また、社会に出てもやはり嫌いな人とは関わっていかなくてはいけませんから、関わらないという選択肢以外、つまり、嫌いな人ともそれなりにうまくやっていける方法を取得しなくてはいけません。
今回はその方法をいくつか解説いたしました。それらを実行しつつ、嫌いな人と関わるときはなるべく深く感情的に考えず、スパッと感情に区切りを付けて付き合うことが大切です。
それが難しいのですが、そうやって付き合うことがいいと知っているか知っていないかでも随分違いますから、心のどこかに覚えていてくださいね。この記事を読んで、少しでも嫌いな人との付き合い方の参考になれば幸いです。
まとめ
嫌いな人と学校で仲良くやっていく4つのテク
・相手は自分とは全く違うものだと理解しましょう
・間に人を挟んで適切な距離をとりましょう
・ゲーム感覚！嫌いな人のことを考えて楽しみましょう
・嫌いな人を観察し自分を振り返ってみましょう