名前や好きな言葉を心をこめて編みこんだ文字入りミサンガは、大切な人へのプレゼントにぴったり。また、「LOVE」や「SMILE」など、あなたがいつも心がけておきたいことや大切にしたいことを文字に編みこんだミサンガを身に着けていることで、そのことを自分のもとへ呼び寄せるおまじないにもなります。
そんな人気の文字入りミサンガですが、ふつうのミサンガにくらべちょっと難しそうだし、ちゃんとできるか不安…という人も多いのではないでしょうか?
でも大丈夫、しくみを理解してひとつひとつ確認しながらゆっくりと手順を追っていけば、不器用な人でもちゃんとつくることができます☆今回は、文字入りミサンガの編み方をわかりやすく5段階にまとめてご紹介します。
ミサンガの編み方文字入り作成術☆
わかりやすい5ステップ
準備
文字入りミサンガを編むことになったら、まず最初に入れたい文字と配置を決めましょう。今回はスタンダードな縦7本の糸で文字入りミサンガを作っていきたいと思いますが、糸の数や長さを変えることでお好みの幅や長さに調整できます。デザインが決まったら、背景につかう色の糸7本と、文字につかう色の糸1本を用意します。
7本を束ねて上から10cmほどの場所に結び目をつくり、結び目の下に出ている7本を一本づつ平らに並べてテープで机にしっかり固定します。(結び目の上の部分の糸をあとでみつあみにするので、余裕をもって長めに出しておきましょう。)テープで固定したら、7本のうえに、十字になるよう文字用の一本糸を横にして置いておきましょう。
基本のしくみ
テーブルの上に、自分に向かって垂らした背景用の糸と横においた文字用の糸が準備できましたね。この、縦に垂らした7本の糸が背景となる〈縦糸〉になります。この縦糸を、文字となる〈横糸〉に一本づつ巻きつけて、きゅっと結んでいくことでひとつの段ができます。部分的に横糸が上に出るように編むことにより横糸の色が見え、文字が出現するというしくみです。
失敗しないようにきちんとどこに横糸を出すか設計しておきたい人は、縦7マスの図面をつくり、どのような手順で編めば理想通りの文字の配置&字体になるかあらかじめ決めておくとよいでしょう。
列をつくってみる
ではさっそく編んでいきましょう☆今から編むのは、一番はじっこの背景の部分になります。まず縦糸の左端の一本をとり、横糸に一回くるりと巻き付けましょう。そのまま横糸の右側に縦糸を下から通し、もう一度くるりと巻き付けたらきゅっと絞ります。つぎに左から2番目の縦糸を横糸の上に出し、横糸に一回くるっと巻き付けきゅっと上まで絞ったら、その上から出た糸を横糸の右側に下から通してくるっと巻いて上まで絞ります。
2本目とおなじようにのこりの縦糸もまきつけてゆくと、1列の結び目が並びましたね。これを、文字を出したい列にたどりつくまでくりかえして下さい。
文字をつくってみる
文字をつくるには、文字を構成する部分だけ横糸が前に出るようにすればよいのでしたね。ではいよいよ文字入れに入っていきましょう♪これまでは、横糸に縦糸を2回巻き付けてキュでしたが、文字の部分にきたら、縦糸に横糸を2回巻き付けてキュっとしぼります。結んだところに文字の色が出ましたか?できたら、その調子でくりかえして地道に文字をつくっていきましょう☆
あまり編むことに意識を集中させすぎてしまうとミサンガの全体像がみえなくなってしまいますから、ときどき離れたところから見て文字のフォルムや位置を確認しながら編んでいくように心がけましょう。
編み終わり
文字入れを終了し、背景の最後の列まで来たら編み作業は完了です。おつかれさまでした♪ミサンガを仕上げるには、編み始めと編み終わりの列から垂れている糸をだいたい3等分し、みつあみをしていきます。ここで長さを調節できるので、手首に巻いてみたりしながら三つ編みしていってくださいね。編み終わったら、三つ編みのはしっこを結んでこぶ止めをつくり、こぶの下の余った糸ををはさみで切って完成です☆
いかがでしたでしょうか。文字入りミサンガは構成を確認しながら編んでいかないといけないので、はじめて作るときはちょっと手こずってしまうかもしれませんね。でも一回つくれば流れが理解できるので、慣れれば簡単にできるようになると思います。
基本的なミサンガの作り方を覚えたら、2色だけでなく複数色を使ってみたり、はしっこの三つ編みを4等分にしてツイストしてみたりなどいろいろアレンジしてみましょう☆
まとめ
ミサンガの編み方文字入り作成術☆わかりやすい5ステップ
・準備
・基本のしくみ
・列をつくってみる
・文字をつくってみる
・編み終わり