嫌いな人との接し方を変えて、ストレスをためない方法


嫌いな人との人間関係。仕事やお金の悩みを超えてダントツに多い問題が、この嫌いな人と、どうやって関わるかということです。相手のいることなので、自分の努力だけではなかなか改善できません。

人間関係が上手くいくかどうかで、自分の環境がほぼ決まってしまうともいえるほど、嫌いな人との関係は人生に大きく影響するものです。ですが、どんな場所でも少なからず登場するこの「嫌いな人」。距離をおきたくても中々離れてくれず、関わらないこともできない立場なら苦しい時間は続きます。

そこで、少し接し方を変えて、嫌いな人から受けるストレスを溜めない方法をお伝えします。受身のままでは嫌な思いをするばかり。自分の身をしっかり守って、主導権を渡さないよう、万全な体制で挑みましょう。

 

嫌いな人との接し方を変えて、
ストレスをためない方法

 

嫌味には感謝の言葉で返してみる

嫌いな人というのは、何かとこちらに注意を向けて、揚げ足をとったり馬鹿にしたりしてきますね。こちらはさほど相手に注目はしていなくても、どうしても相手の興味がこちらにあり、べったり関心を向けてきます。

そんな時には反発したい気持ちが前に出てきますが、相手も手ごたえを感じると「こっちを見てくれた!」と嬉しくなり、嫌味や要求がエスカレートしてくる場合があります。最初のうちは軽く感謝の言葉で返し、「手ごたえ無し感」を与えて、「私では相手になりませんよ。」と暗に教えてあげましょう。

面倒ですが、「いつも気にかけていただいてありがとうございます。」や、「ご丁寧に何度も注意していただいて、とても助かってるんですよ。」など、華麗に交わす術を身につけておきましょう。

 

嫌いな人には普段の6割の親切で終わらせ、引き立て役として使う

嫌いな人と、なんとも思わない相手と、自分の中でしっかり区別をして付き合うことも大切。つい、いつもの親切心で嫌いな人にまで助言をしてあげたりしても、相手は「ふんっ」という態度で、こちらの親切心を馬鹿にしてきます。

親切にされても受け取れないような人には、他の人と同じように優しくしてあげなくても良いのです。知らないことがあっても、ミスを見つけたとしても放っておきましょう。

余程足を引っ張られない限り、相手の不出来さは自分を引き立ててくれます。人間関係や仕事が上手くまわるように、動きたい気持ちもありますが、そこは心を鬼にして。少し冷たい態度で放置しておくだけで、相手は相手の悪い部分をさらけ出し、こちらの誠実さを引き立ててくれます。

 

しつこく詮索してくる人には逆に心配と労いの言葉をかけよう

やたらと人のことを詮索してくる嫌な人もいます。詮索してくる人は、相手の不幸なところを見つけては、ただ優越感を感じたいだけ。しかもタチが悪いのは、この手のタイプはどれだけ人を蔑んでも満足することがないところです。

しつこい場合、逆に相手が不満を感じている部分に触れるように「疲れているんじゃないの?」「悩み事でもある?」と聞き返してしまうと図星なので黙ってくれます。心が健康であれば人は詮索などしないもの。軽く労いの言葉をかけて立ち去りましょう。

 

目には目を、嫌味には嫌味で対抗しよう

嫌いな人というのは、環境が変わってもどこかには存在します。すなわち、これから先も沢山の嫌いな人とやり合って生きていかなければいけないのです。少しくらい腹黒い部分を持って対応したとしても、何の罪にもならないでしょう。

自分の身を守る為には、威嚇する程度の嫌味で返すことも覚悟しておくこと。このままダークサイドにはまってしまうことを恐れてしまうかもしれませんが、そんなことを心配している時点で、いい人の要素があるため、完全に悪に染まることも無いでしょう。

 

会話の上限を設けて、それ以上関わらないようにする

嫌いな人と話しているその気まずさから、余計なことまで話してしまったり、話が長くなってしまうと、後には嫌な気持ちしか残りません。

嫌いな人と関わる時は、あくまでも事務的に。世間話など振られた場合は、「2分以上は会話しない」「言葉は5つ以上交わさない」と事前に決めて防御しましょう。もちろん、その場を立ち去る時の言い訳になる言葉も何パターンか用意しておくべきです。

 

相手のペースに飲まれそうなときは、必ずストップをかける

普通の相手なら嫌いにはなりませんが、嫌いな人というのは、自分に対して納得できない態度をとったり、理不尽な思いをさせられるからこそ。

そんな嫌な人は、こちらに対して常に意地悪をしてマイペース事を進めようとします。それを受けたままになってしまうと、相手のペースに飲まれて、疑問点や納得していない部分が出てきても、後になってしまって言い辛い雰囲気になってしまいます。

問題が相手のペースでぐちゃぐちゃにならないうちに、時間をかけてでもその場で食い下がることが必要です。言葉を遮られても、「ちょっと待って」とストップをかけ、「あ〜」「え〜」などで時間稼ぎをしてもよいので、相手の都合で会話を終了させないようにしましょう。

 

嫌われることを覚悟しておく

こちらが嫌いな相手に好きになってもらおうというほど都合の良い話もありません。毎日ケンカを売られるような中にはなりたくないものですが、嫌味を言い続けられたり悪い態度をとられての日々では、気力も使い果たしてしまいます。

嫌いな相手とは一生分かり合えないものだと理解して、「嫌い」vs「嫌い」の関係を築こうではないですか。しっかり威嚇をして、こちらの生活を乱されることの無いよう、「嫌い」を貫き、自分も嫌いな人に「嫌われてなんぼ」の気持ちを持ち続けましょう。

 

いかがでしたでしょうか。嫌いな人にもいくつかタイプはありますが、「こちらを怒らせようとしているの?」と疑問に思うほど、合わないものは合いません。

自分に意地悪をしてくるような相手というのは、人に意地悪ができる分、こちらよりも強い人なのかもしれません。そんな強い部分がある人と最初からハンデを持って戦わなければいけないのですから、こちらもぬるい態度では対抗できないでしょう。対応はじっくり考えて、どの角度から責められても受け流したり防御したり、時には威嚇できるようにしておかなくては、やり込められてしまいます。

人間関係は、私たちの社会生活では大きな部分を占めるもの。時には死活問題になりうることでもあるので、軽視せずに、今の自分でできる対応策は万全に練っておくべきです。

 

まとめ

嫌いな人との接し方を変えて、ストレスをためない方法

・嫌味には感謝の言葉で返してみる
・嫌いな人には普段の6割の親切で終わらせ、引き立て役として使う
・しつこく詮索してくる人には逆に心配と労いの言葉をかけよう
・目には目を、嫌味には嫌味で対抗しよう
・会話の上限を設けて、それ以上関わらないようにする
・相手のペースに飲まれそうなときは、必ずストップをかける
・嫌われることを覚悟しておく


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